以前、プロゴルファーの上田桃子さんが「バレーとか
バスケットとか、“先の無いスポーツ” をやっている人を見て
不思議だった」と発言して、ブーイングが殺到したことがあった。
“先が無い”とは、“プロになれない=金にならない”という
意味での発言。
障害者の姉を抱え、家計を助けなければならない境遇では、
「金にならないスポーツはヤル気なかった」と言う。
私は素直に 同感したい。お金と時間を使うだけの趣味は
家族にとっては迷惑でしかない。
尺八も “先が無い”と一般には思われている。しかし、
ピアノやギターだって、プロとして稼げる人は少ない。
それに比べて、尺八はライバルがいない。ちょっと努力
するだけで プロになれる。 洋楽器の何十分の一の練習
(努力・技量)で収入になる。
こんなに簡単にプロになれる“楽器”は無いのに、趣味に
甘んじている人は、私は不思議でならない。