ケイの読書日記

個人が書く書評

フカザワナオコ「40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった」幻冬舎

2022-05-22 16:18:00 | その他
 筆者のフカザワナオコさんは、益田ミリさんより知名度は劣るが、それでもなかなか売れてるコミックエッセイスト。ハウツー本としてもためになる。それに愛知県在住だという事で、親近感があるのだ。同じナオコで同じコミックエッセイストで、タカギナオコさんという方もいて、この人も素敵なマンガを描く人。
 そういえば、私、古くからの友人に直子さんがいて、この人も優しくて穏やかな人だから、私とナオコさんって相性がいいのかな?

 さて、このフカザワナオコさん、今まで健康だったけど40代になって、五十肩 気圧の不調 歯周病 老眼 更年期 などなど身体の不調に悩まされることになった、その対処法を描いている。自分の40代の頃を思い出して…わかる!!!

 私は今の所、五十肩や更年期になった事はないので、ありがたいことだと思っているが、老眼と歯周病には本当に困っている。どちらも年齢を考えれば仕方ない事だけど、ド近眼と強度の乱視で、その上これに老眼や白内障がプラスされてくるんだから、恐ろしい。映画もクリアな視界で見ようとするのは無理だと思う。運転免許の更新もあきらめた。もともとペーパードライバーで乗っていないし、矯正視力が0.7以上という条件もパスできないと思ったから。
 あああ、どうしてこんなに目が悪いの? 私の母親は今年90歳になったけど、少し白内障があるとはいえ、裸眼で0.8あるのに。

 それに一番ムカつくのは歯周病。トシをとると唾液の量が少なく質も悪くなると実感している。歯磨きしてもすぐ口の中がネバネバしてくる。郷ひろみは、暇さえあれば歯を磨いているという話だが、歯周病の前段階で、口の中がネバついているんだろうか。

 そして、もう一つ『お通じ』 フカザワさんは若い頃快調だったけど、40歳過ぎたあたりから便秘気味になったというが…こういう話はよく聞く。腸内細菌が変化しているんだろう。だからフカザワさんは腸活としてヨーグルトを食べるようになった。 
 私はもともと便秘体質だけど、この2~3年とても良いなと思うのはオリゴ糖。これは腸内の善玉菌の餌になるもので、オリゴ糖を牛乳やコーヒーに入れて飲むと、善玉菌が増えたらしく快調。困ってる人は試してね。
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益田ミリ「わたしを支えるもの すーちゃんの人生」幻冬舎

2022-05-12 18:01:51 | 益田ミリ
 前回のUPから3週間近くたってるんだ。自分でビックリ!!!
 2年半ほど前にスマホゲームを始めてから、本当に本が読めなくなった。だめだなぁと思いつつ、スマホゲームって本当に面白いから仕方ないよね。本が売れなくなった理由がよく分かる。年齢のせいか、近視ばかりか乱視もひどくなって、画面をじっと見ていると本当に疲れる。ゲームも読書も両方やって、という訳にはいかない。
 だったらブログを止めればいいじゃん!と言われそうだが、止めたくない。間隔がすごくあいても、ブログを続けていきたい。それが、自分を支える一つのような気がするから。

 この益田ミリさんのすーちゃんシリーズ最新刊のタイトルは「わたしを支えるもの」(とはいっても2019年の発行だけど)
 40歳の誕生日を迎えたすーちゃんは、いろいろ思い悩んでいる。すーちゃんの友人のさわ子さんと相変わらず仲良くCAFEでお茶してる。さわ子さんはすーちゃんが大学時代バイトしていた所の社員だった人で、今は本社の経理部で働いている。すーちゃんより5歳年上、独身。
 いわば、すーちゃんのロールモデル。

 このさわ子さんが重要キャラなんだよね。以前は、会社のお昼休み、一緒にランチに行く仲の良い同僚がいたのに、その人が家庭の事情で会社を辞め、今では一人で淡々とランチを食べている。勤続22年。女子社員の中では一番の古株かもしれない。だけど肩たたきにあう訳でもなく勤め続けられるんだから、良い会社に入社したよ。
 そのさわ子さんは、お母さんが検査入院した病院で、傾聴ボランティアをやってみないかと誘われる。講習会を何回か受けて、さわ子さんは傾聴ボランティアを始める。そこでさわ子さんは色々気づく。「生きていくって新しい明日だけじゃないんだなーーって思うようになったの」「思い出を繰り返しなぞる事も、その人にとっては大切な事だったりするから」

 そうだよ。トシをとって外出もままならなくなった時、何が私を支えるだろうか? 過去は美化される。思い出の小さな引き出し、それがいっぱい並んでいて、それらを開けると楽しくて美しい思い出が沢山詰まってると良いね。ひょっとしたら、今、私が夢中になっているゲームのキャラたちが飛び出てきて、新しい物語を紡いでくれるかも。
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