最近(2004年以降)の中篇4篇を収めた作品集。
初めの3篇のワトソン役は、ハインリッヒ・フォン・レーンドルフ・シュタインオルト。フォンが付いているという事は、昔は貴族だったんだろうか? ドイツ語圏の科学ジャーナリストである。
作品は推理小説というより「ちょっと医学的知識をまぶした読み物」というカンジですね。
ウプサラ大学に御手洗が行ってからの彼が取り扱う事件は、えらく科学的背景がある物が多く、とてもじゃないが石岡君の手に余ると、作者の島田荘司は考えたのだろう。さっさと石岡君をクビにして、ハインリッヒをワトソン役として御手洗にあてがった。
御手洗・石岡コンビの時は、事件そのもの以上に2人の掛け合い漫才が面白かったが、ハインリッヒとのコンビではそれは無理。なんだか寂しいね。
私は御手洗物を最初から順番に読んでいないし、未読の作品が多いせいか、えらく唐突に御手洗がスウェーデンに行ってしまった様な気がしているが、そこら辺のいきさつを詳しく書いた本があるんだろうか?もしあるなら、何を置いてもまずそれを読みたいね。
誰か知っていたら教えてください。
さて、最後の『海と毒薬』は、石岡君が御手洗に女性読者からの手紙を紹介している手紙。『異邦の騎士』のファンにはたまらない魅力を持った作品だろう。
横浜に住んでいる人だったら、彼ら彼女らの歩いた道や訪れたお店を巡ってみるのも良いかもしれない。
初めの3篇のワトソン役は、ハインリッヒ・フォン・レーンドルフ・シュタインオルト。フォンが付いているという事は、昔は貴族だったんだろうか? ドイツ語圏の科学ジャーナリストである。
作品は推理小説というより「ちょっと医学的知識をまぶした読み物」というカンジですね。
ウプサラ大学に御手洗が行ってからの彼が取り扱う事件は、えらく科学的背景がある物が多く、とてもじゃないが石岡君の手に余ると、作者の島田荘司は考えたのだろう。さっさと石岡君をクビにして、ハインリッヒをワトソン役として御手洗にあてがった。
御手洗・石岡コンビの時は、事件そのもの以上に2人の掛け合い漫才が面白かったが、ハインリッヒとのコンビではそれは無理。なんだか寂しいね。
私は御手洗物を最初から順番に読んでいないし、未読の作品が多いせいか、えらく唐突に御手洗がスウェーデンに行ってしまった様な気がしているが、そこら辺のいきさつを詳しく書いた本があるんだろうか?もしあるなら、何を置いてもまずそれを読みたいね。
誰か知っていたら教えてください。
さて、最後の『海と毒薬』は、石岡君が御手洗に女性読者からの手紙を紹介している手紙。『異邦の騎士』のファンにはたまらない魅力を持った作品だろう。
横浜に住んでいる人だったら、彼ら彼女らの歩いた道や訪れたお店を巡ってみるのも良いかもしれない。