大好きな本・読んだ本
1930年代のアメリカ。編集者のエドワードは売れっ子作家の書き下ろし原稿を見て愕然とした。添付されている17世紀毒殺犯の写真は、妻マリーに瓜二つだった!
しかも、隣に住む老人の死が毒殺ではないか、という噂が町中に流れ……。
カーは推理小説家というよりオカルト作家だと思う。
だいぶ前に「赤後家の殺人」と「三つの棺」を読んだことがあるが、密室のトリックの方はあまりにも無理があり、いいと思わなかったが、そのオカルティシズムの雰囲気はすばらしい。
横溝正史が好きな人には、ぜひ読んでもらいたいです。
怪奇趣味ですがグロテスクでないので、女性向かも。
毒殺というのは、古今東西女性がよく使う手口らしい。腕力がいらないし、女性の方が料理に近づきやすいからね。それに、うまくやれば、病気や自然死に見せかけることもできる。
あの林真須美被告の毒入りカレー事件でも、最初は食中毒と発表されたのだ。
「グリーン家殺人事件」でも「Yの悲劇」でもこの『火刑法廷』でも、一番不思議なのは、ばたばた毒殺されている家の中で、よく人が作ったものを平気で食べているな、ということ。
こういった非常時は自分で料理を作りましょう。
1930年代のアメリカ。編集者のエドワードは売れっ子作家の書き下ろし原稿を見て愕然とした。添付されている17世紀毒殺犯の写真は、妻マリーに瓜二つだった!
しかも、隣に住む老人の死が毒殺ではないか、という噂が町中に流れ……。
カーは推理小説家というよりオカルト作家だと思う。
だいぶ前に「赤後家の殺人」と「三つの棺」を読んだことがあるが、密室のトリックの方はあまりにも無理があり、いいと思わなかったが、そのオカルティシズムの雰囲気はすばらしい。
横溝正史が好きな人には、ぜひ読んでもらいたいです。
怪奇趣味ですがグロテスクでないので、女性向かも。
毒殺というのは、古今東西女性がよく使う手口らしい。腕力がいらないし、女性の方が料理に近づきやすいからね。それに、うまくやれば、病気や自然死に見せかけることもできる。
あの林真須美被告の毒入りカレー事件でも、最初は食中毒と発表されたのだ。
「グリーン家殺人事件」でも「Yの悲劇」でもこの『火刑法廷』でも、一番不思議なのは、ばたばた毒殺されている家の中で、よく人が作ったものを平気で食べているな、ということ。
こういった非常時は自分で料理を作りましょう。