妻を病気で亡くし、子どもは独立して家を出て行って、一人残った初老の男。
彼が勤め先の役所から、ごみ屋敷になりつつある自宅へ帰ってきて、カギをあけ中に入ろうとすると…なんと!!鍵穴がない!!
こんなシュールな場面から始まるこの小説は、どうもよくわからない。わかろうとしてはいけないのかもしれない。
家に入れないので街中をうろついていると、「あなたの奥さんに生前お世話になりました」という自称・占い師が寄ってくるし、空き家になっている叔父の家に勝手に住み着くと、おしゃべりする犬が挨拶に来る。
それに…犬の七福神って、なんだよ!!
だいたい、末裔というタイトルなのに、この初老男は、故人である自分の父や伯父、もっと遡って長野県に住んでいたという彼らの先祖の事を調べに、出かけている。
初老男に子どもは2人いる。しかし、上の兄には、奥さんはいるが子どもはいないし、下の妹は、結婚の予定も意思もないので、当然子どもはいない。
やはり、人間という生き物は、自分の子孫がいなくなるという事実を目の当たりにすると、関心が先祖に向かうのかな。
彼が勤め先の役所から、ごみ屋敷になりつつある自宅へ帰ってきて、カギをあけ中に入ろうとすると…なんと!!鍵穴がない!!
こんなシュールな場面から始まるこの小説は、どうもよくわからない。わかろうとしてはいけないのかもしれない。
家に入れないので街中をうろついていると、「あなたの奥さんに生前お世話になりました」という自称・占い師が寄ってくるし、空き家になっている叔父の家に勝手に住み着くと、おしゃべりする犬が挨拶に来る。
それに…犬の七福神って、なんだよ!!
だいたい、末裔というタイトルなのに、この初老男は、故人である自分の父や伯父、もっと遡って長野県に住んでいたという彼らの先祖の事を調べに、出かけている。
初老男に子どもは2人いる。しかし、上の兄には、奥さんはいるが子どもはいないし、下の妹は、結婚の予定も意思もないので、当然子どもはいない。
やはり、人間という生き物は、自分の子孫がいなくなるという事実を目の当たりにすると、関心が先祖に向かうのかな。