この平安寿子さんの文章は、雑誌アエラで度々読んだ事があって、名前が変わっているので印象に残っている。(あすこ、と読む)
それが、偶然、図書館の書架で目に付いて借りる事に。なんだ、この人、小説を何冊も出しているのだ。
物語は、25歳のフリーターの女の子の日常を描いている。父親が女性関係が原因で家を出てしまったので、経済的な事情で大学に進学できなかった風実(ふみ)は、持ち前の明るさと行動力で、高校卒業後、自分でアパートを借り自活するようになる。(エライなぁ!)
自称ボクサーの彼、ゲイに目覚め高校を辞めたいと言う弟、家を出て行ったダンナの愚痴話を際限なく繰り返す母。
全く頼りにならない彼らを何とか支えようと奮闘するふうちゃん(風実)だが、自分自身、安定した正規の職に付く事が出来ず、次々に転職を繰り返す自分にいい加減嫌気がさしている。
自称ボクサーの彼は、ボクシングをあきらめ、夜間託児所の保父さんになるが、そこに子どもを預けているキャバクラ嬢と仲良くなり、ふうちゃんはふられる。
ふうちゃん、かえってよかったよ。自分の事たいして好きでもない男を追いかけて何になる!便利に使われるだけだよ。さ、一通り泣いたら、次いこう!次!若さを浪費しない!!
最後には、ふうちゃんが栄養士や調理師の資格を取って、身体にいいオーガニック料理を一生の仕事にしようと決意する所で終わる。
ふうちゃん、頑張れ!!って思わず声を掛けたくなるような小説です。
それが、偶然、図書館の書架で目に付いて借りる事に。なんだ、この人、小説を何冊も出しているのだ。
物語は、25歳のフリーターの女の子の日常を描いている。父親が女性関係が原因で家を出てしまったので、経済的な事情で大学に進学できなかった風実(ふみ)は、持ち前の明るさと行動力で、高校卒業後、自分でアパートを借り自活するようになる。(エライなぁ!)
自称ボクサーの彼、ゲイに目覚め高校を辞めたいと言う弟、家を出て行ったダンナの愚痴話を際限なく繰り返す母。
全く頼りにならない彼らを何とか支えようと奮闘するふうちゃん(風実)だが、自分自身、安定した正規の職に付く事が出来ず、次々に転職を繰り返す自分にいい加減嫌気がさしている。
自称ボクサーの彼は、ボクシングをあきらめ、夜間託児所の保父さんになるが、そこに子どもを預けているキャバクラ嬢と仲良くなり、ふうちゃんはふられる。
ふうちゃん、かえってよかったよ。自分の事たいして好きでもない男を追いかけて何になる!便利に使われるだけだよ。さ、一通り泣いたら、次いこう!次!若さを浪費しない!!
最後には、ふうちゃんが栄養士や調理師の資格を取って、身体にいいオーガニック料理を一生の仕事にしようと決意する所で終わる。
ふうちゃん、頑張れ!!って思わず声を掛けたくなるような小説です。