ガリレオの出生の秘密が書かれているというので、読んでみた。ストーリーは面白く一気に読めたが、ミステリとしてはイマイチ。
男が房総沖で遺体となって見つかる。同棲していた女にはアリバイがあるが、どういう訳か失踪してしまう。彼女の部屋を調べると、関係者として湯川の名前が…。
しかし、この関係者というのはあまりにこじつけで、失踪している女と行動を共にしていると思われる絵本作家がいて、彼女の描いた絵本の参考文献に、湯川の名前が書かれていただけなのだ。そんなことで警察が湯川に事情を聞きに行くかな?ちょっと無理なような気が…。
まあ、なんとかして湯川を登場させなければならないから、仕方ないか。
それにしても、この遺体で見つかったDV男のクズっぷりがすごい。出会った当初は優しくて素敵な人だったが、失職し経済的に行き詰まると、唯一、自分がコントロールできる相手だと思っている女を、自分の支配下に置き、他からの影響を排除しようとする。
例えば、このDV男は、母親を亡くした女が、自分以外の友人・知人と接触するのを嫌がり、メールアドレスを消させ、自分だけを頼るようにする。
この方法って、芸能人が占い師に洗脳される事件に、よく出てくるんだ。支配したがる側と支配されたがる側。いったんこのカップリングが成立すると、なかなか解消できない。何年も続く。
DVの場合、加害者が被害者を殺してしまうまで。窮鼠猫を噛む、みたいに被害者が加害者を過剰防衛で殺すこともある。とにかくこういったDV気質の人間からは逃げなくっちゃ! 後味の悪い結末。
P.S. 湯川の生物学上の母親の事は分かったが、生物学上の父親はどうしたんだろう?
男が房総沖で遺体となって見つかる。同棲していた女にはアリバイがあるが、どういう訳か失踪してしまう。彼女の部屋を調べると、関係者として湯川の名前が…。
しかし、この関係者というのはあまりにこじつけで、失踪している女と行動を共にしていると思われる絵本作家がいて、彼女の描いた絵本の参考文献に、湯川の名前が書かれていただけなのだ。そんなことで警察が湯川に事情を聞きに行くかな?ちょっと無理なような気が…。
まあ、なんとかして湯川を登場させなければならないから、仕方ないか。
それにしても、この遺体で見つかったDV男のクズっぷりがすごい。出会った当初は優しくて素敵な人だったが、失職し経済的に行き詰まると、唯一、自分がコントロールできる相手だと思っている女を、自分の支配下に置き、他からの影響を排除しようとする。
例えば、このDV男は、母親を亡くした女が、自分以外の友人・知人と接触するのを嫌がり、メールアドレスを消させ、自分だけを頼るようにする。
この方法って、芸能人が占い師に洗脳される事件に、よく出てくるんだ。支配したがる側と支配されたがる側。いったんこのカップリングが成立すると、なかなか解消できない。何年も続く。
DVの場合、加害者が被害者を殺してしまうまで。窮鼠猫を噛む、みたいに被害者が加害者を過剰防衛で殺すこともある。とにかくこういったDV気質の人間からは逃げなくっちゃ! 後味の悪い結末。
P.S. 湯川の生物学上の母親の事は分かったが、生物学上の父親はどうしたんだろう?