阿刀田高 「天国に一番近いプール」
折原 一 「不透明な密室」
栗本 薫 「袋小路の死神」
黒崎 緑 「洋書騒動」
清水義範 「モルグ街の殺人」
法月綸太郎「緑の扉は危険」
羽場博行 「虚像の殺意」
連城三紀彦「ある東京の扉」 8編が収められている。
こういったミステリーアンソロジーには、一つ二つ全くバカバカしい作品が含まれているものだが、これにはそういった駄作が無く、なかなか粒揃いのアンソロジーだと思う。
特に、法月綸太郎の「緑の扉は危険」は以前にも読んで感心したが、やはり本当にいい密室モノだと思う。
机上の空論でなく、偶然に頼りすぎている訳でもなく、現実的でこれだったらできそう。
清水義範「モルグ街の殺人」も、ポーのあまりにも有名な話を下敷きにしているが、ちょっと変わっていて面白い。
黒崎緑は初めて読んだ。この「洋書騒動」は、密室殺人とは関係なくて、なんでこのアンソロジーに入っているのか不思議だが、コミカルで読みやすい。
連城三紀彦のミステリは初めて読んだ。トリックはともかく、別の仕掛けで面白く読ませるんだよね。
折原 一 「不透明な密室」
栗本 薫 「袋小路の死神」
黒崎 緑 「洋書騒動」
清水義範 「モルグ街の殺人」
法月綸太郎「緑の扉は危険」
羽場博行 「虚像の殺意」
連城三紀彦「ある東京の扉」 8編が収められている。
こういったミステリーアンソロジーには、一つ二つ全くバカバカしい作品が含まれているものだが、これにはそういった駄作が無く、なかなか粒揃いのアンソロジーだと思う。
特に、法月綸太郎の「緑の扉は危険」は以前にも読んで感心したが、やはり本当にいい密室モノだと思う。
机上の空論でなく、偶然に頼りすぎている訳でもなく、現実的でこれだったらできそう。
清水義範「モルグ街の殺人」も、ポーのあまりにも有名な話を下敷きにしているが、ちょっと変わっていて面白い。
黒崎緑は初めて読んだ。この「洋書騒動」は、密室殺人とは関係なくて、なんでこのアンソロジーに入っているのか不思議だが、コミカルで読みやすい。
連城三紀彦のミステリは初めて読んだ。トリックはともかく、別の仕掛けで面白く読ませるんだよね。