こういったタイトルだから、私は、下重さんは結婚してないと思っていたが、ずっと連れ添っているダンナさんがいるんだ。TV局に勤務していて退職後、大学の教官になっていた素敵なダンナさんが。ダンナだけでも家族だと、私は思うけど。
下重さんのいう病の家族というのは、どうも血縁関係で構成されている家族の事らしい。
下重さんは昭和11年生まれ。お父様は高級軍人で、下重さんが幼い頃、毎朝、馬が迎えに来たらしい。すごいなぁ。お父様がひらりとマントをひるがえして馬に乗って出かける姿を、憧れの目で見ていたという。
敗戦になり、世の中の価値観が引っくり返り、お父様は職業軍人だったので、公職からも追放され、生活は困窮した。
彼女自身も、敗戦直後から在日のグループから付け狙われ、攻撃された。
そりゃ、確かに、朝鮮半島から強制的につれて来られた人から見れば、戦中、比較的優雅に暮らしていた高級軍人の家族は、敵に違いないだろう。
そういう事もあって、娘の下重さんがお父様を見る目は冷ややか。性格的に似ている事もあって、よけいに反発したようだ。
お父様は、高齢になってから肺結核が再発し、入院。その老いた父親の見舞いに行かないので、主治医から非難の手紙が来たこともあったそうだ。それでも、彼女は病院へ見舞いに行かなかった。
そこまで、老父に対して屈折した思いがあるなら、他人がとやかく言えないよね。
お母様に対しては、そそがれた愛情をありがたく思うが、疎ましくも感じた、と書いてある。これも、ほとんどの娘が感じる正直な気持ちでしょう。
お兄様とは、子どもの頃は仲が良かったが、進学、就職、結婚して家族ができると、疎遠に。これもよくある話。大人になってからも、兄弟姉妹が仲良いと、配偶者やパートナーにとって負担になります。
家族が不完全で不安定なのは当たり前。もともと不完全な個体が集まって家族を作るんだから、完全になる訳ない。そんな分かりきった事で、なぜグズグズ書いているのか不思議。
下重さんのいう病の家族というのは、どうも血縁関係で構成されている家族の事らしい。
下重さんは昭和11年生まれ。お父様は高級軍人で、下重さんが幼い頃、毎朝、馬が迎えに来たらしい。すごいなぁ。お父様がひらりとマントをひるがえして馬に乗って出かける姿を、憧れの目で見ていたという。
敗戦になり、世の中の価値観が引っくり返り、お父様は職業軍人だったので、公職からも追放され、生活は困窮した。
彼女自身も、敗戦直後から在日のグループから付け狙われ、攻撃された。
そりゃ、確かに、朝鮮半島から強制的につれて来られた人から見れば、戦中、比較的優雅に暮らしていた高級軍人の家族は、敵に違いないだろう。
そういう事もあって、娘の下重さんがお父様を見る目は冷ややか。性格的に似ている事もあって、よけいに反発したようだ。
お父様は、高齢になってから肺結核が再発し、入院。その老いた父親の見舞いに行かないので、主治医から非難の手紙が来たこともあったそうだ。それでも、彼女は病院へ見舞いに行かなかった。
そこまで、老父に対して屈折した思いがあるなら、他人がとやかく言えないよね。
お母様に対しては、そそがれた愛情をありがたく思うが、疎ましくも感じた、と書いてある。これも、ほとんどの娘が感じる正直な気持ちでしょう。
お兄様とは、子どもの頃は仲が良かったが、進学、就職、結婚して家族ができると、疎遠に。これもよくある話。大人になってからも、兄弟姉妹が仲良いと、配偶者やパートナーにとって負担になります。
家族が不完全で不安定なのは当たり前。もともと不完全な個体が集まって家族を作るんだから、完全になる訳ない。そんな分かりきった事で、なぜグズグズ書いているのか不思議。