野菜の宅配の‘Radish Boya’で
「緑茶の時間」の日本茶を毎月とっています。
先月は『碾茶』と『抹茶』でした。
『碾茶』は収穫前に2~3週間覆いを被せ、
太陽をさえぎって育てます。
煎茶のように揉む工程がなく、蒸したあと温風で乾燥し、
裁断され、『抹茶』の原料として冷蔵庫で保管されます。
実際には流通することは、一般的にはまずみられないのです。
『抹茶』は『碾茶』を石臼で碾(ひ)いて粉にしたものです。
手碾きは30分で20gしか 碾けないのだそうです。
最近はモーターで石臼を駆動して碾いています。
写真の石臼は、子どもの頃、父が野鳥を飼っていて、
野鳥の餌を作るために、大豆を挽いて粉にしていました。
今は、我が家の庭のオブジェになっています。
『碾茶』を碾く石臼はもう少し黒っぽく、
『抹茶』の受け皿があります。
太陽をさえぎることによって、旨みの成分、
テアニン(グルタミン)は1.5倍以上に増加し、
渋みの成分、カテキンは1/2以下に減少します。
そこで、緑は濃くより鮮やかになり旨みが増し、
渋みはマイルドに変化するのだそうです。
香は『かぶせ(又はおおい)香』と呼ばれ、
青くさく生のりのような独特の香で、
これが『抹茶』の香の特徴となります。
『碾茶』を飲んでみました。
①急須の底に小山盛りに茶葉を入れて。
②沸騰した湯を70℃ぐらいにさまして。
茶海(写真のガラスの器)を二つ用意し、
湯を交互に移し替えてさます。
1回移し替えるごとに0.5℃ぐらい下がる。
5~6回移し替えて70℃ぐらいにさめたお湯を急須に入れる。
③ぬるめなので、じっくり蒸らす。
3~4分蒸らした水色。
私は濃い目が好きなので、
沸かしたての熱いお湯でもためしてみました。
蒸らしは1分強。 渋みは全くなく、
色はついているけど、どちらも無味乾燥。
『碾茶』のままで旨みをだすには、
低い温度より90~80℃ぐらいで、
数分じっくり蒸らした方がよいのかも知れません。
『抹茶』になれば、粉なので短時間のうちに成分が抽出され、
低い温度でも短時間に旨みもでやすい。
『碾茶』はやはり『抹茶』の原料です。
④茶殻
以前、新茶の茶殻をポン酢醤油でいただいたことがあります。
言われなければ、菜っ葉のお浸しかと思ったぐらいです。
とても茶殻は柔らかかったです。
そこで、『碾茶』の茶殻、食べてみました。
硬くて、いつまでも繊維が残って食べにくい。
『碾茶』の生産量日本一は、わが愛知県の西尾市だそうです。
(大森正司監修
‘からだにいいお茶のすべて日本茶・紅茶・中国茶・健康茶’
平成15年4月30日第2刷発行 日本文芸社より)
「緑茶の時間」の日本茶を毎月とっています。
先月は『碾茶』と『抹茶』でした。
『碾茶』は収穫前に2~3週間覆いを被せ、
太陽をさえぎって育てます。
煎茶のように揉む工程がなく、蒸したあと温風で乾燥し、
裁断され、『抹茶』の原料として冷蔵庫で保管されます。
実際には流通することは、一般的にはまずみられないのです。
『抹茶』は『碾茶』を石臼で碾(ひ)いて粉にしたものです。
手碾きは30分で20gしか 碾けないのだそうです。
最近はモーターで石臼を駆動して碾いています。
写真の石臼は、子どもの頃、父が野鳥を飼っていて、
野鳥の餌を作るために、大豆を挽いて粉にしていました。
今は、我が家の庭のオブジェになっています。
『碾茶』を碾く石臼はもう少し黒っぽく、
『抹茶』の受け皿があります。
太陽をさえぎることによって、旨みの成分、
テアニン(グルタミン)は1.5倍以上に増加し、
渋みの成分、カテキンは1/2以下に減少します。
そこで、緑は濃くより鮮やかになり旨みが増し、
渋みはマイルドに変化するのだそうです。
香は『かぶせ(又はおおい)香』と呼ばれ、
青くさく生のりのような独特の香で、
これが『抹茶』の香の特徴となります。
『碾茶』を飲んでみました。
①急須の底に小山盛りに茶葉を入れて。
②沸騰した湯を70℃ぐらいにさまして。
茶海(写真のガラスの器)を二つ用意し、
湯を交互に移し替えてさます。
1回移し替えるごとに0.5℃ぐらい下がる。
5~6回移し替えて70℃ぐらいにさめたお湯を急須に入れる。
③ぬるめなので、じっくり蒸らす。
3~4分蒸らした水色。
私は濃い目が好きなので、
沸かしたての熱いお湯でもためしてみました。
蒸らしは1分強。 渋みは全くなく、
色はついているけど、どちらも無味乾燥。
『碾茶』のままで旨みをだすには、
低い温度より90~80℃ぐらいで、
数分じっくり蒸らした方がよいのかも知れません。
『抹茶』になれば、粉なので短時間のうちに成分が抽出され、
低い温度でも短時間に旨みもでやすい。
『碾茶』はやはり『抹茶』の原料です。
④茶殻
以前、新茶の茶殻をポン酢醤油でいただいたことがあります。
言われなければ、菜っ葉のお浸しかと思ったぐらいです。
とても茶殻は柔らかかったです。
そこで、『碾茶』の茶殻、食べてみました。
硬くて、いつまでも繊維が残って食べにくい。
『碾茶』の生産量日本一は、わが愛知県の西尾市だそうです。
(大森正司監修
‘からだにいいお茶のすべて日本茶・紅茶・中国茶・健康茶’
平成15年4月30日第2刷発行 日本文芸社より)