午前6時の気温はマイナス1度とたいした温かでござる。雪の予報でしたけど、いまんとこ降ってはおりませぬ。昨夜から今朝にかけて、サラッと2センチほどの雪。
今朝も静かな朝だ。丸々この一週間、穏やかな天気が続きました。年末から延々と雪が降り続いておったわけで、たいした厳しい冬なのでござる。
朝食後の午前8時半を過ぎて、雪がじゃんじゃん降ってきております。深々と降る雪ではなくて、吹雪模様じゃ。ありゃりゃなことで…
さて、
フクシマ第一原発の事故をめぐり、業務上過失致死傷などの容疑で、東電幹部が告訴・告発され、検察当局は捜査を進めておるそうな。
勝俣恒久・前会長や清水正孝・元社長ら東電幹部から、任意で事情を聴いたという。きのうの報道ステーションは、マスクして道路を歩く勝俣前会長に直撃インタビューしておった。
なんとまぁ、木で鼻をくくったような発言をしておって、腹が立ちましたです。
今回の捜査の焦点は、津波によって全電源が喪失する事態を、事故前に予見できたかどうか。
政府事故調の報告書によると、東電は2008年に、それまでの想定を超える高さ15・7メートルの津波を試算、しかし対策はその後もさっぱり具体化していなかった。
「検察当局は、東電幹部が安全対策について社内でどのような検討をしていたかなどについて、説明を求めたとみられる」と新聞などは伝えておる。
で、ビックリ仰天なのだけど「今のところ検察内部では、個人の刑事責任を問うのは難しいとの見方が強い」と報じておる。
んなバカな!! わけがわかりません!!
いいですか、東電は2008年に高さ15・7メートルの津波を試算しておった。なのに対策はすっかり放置プレーしておいて事故が起きた。だけど責任は問えないってどういうことかね、検察さまよ?
こんなことで納得する福島県民は、どこにもおりません。故郷はすっかり放射能で汚染され、家にも帰れない。そんな大事故を起こして、東電幹部に責任はないってことがありますかね?
大阪の桜宮高校で体罰と称する「暴行傷害事件」を起こした教諭を逮捕しないのと似たりごんべ!! わけ判りませんってば!!
もっとも、フクシマの事故の場合は、津波以前に地震そのもので建屋内部が崩壊して、事故が起きた可能性もありますがね。
いずれにせよ、地球規模の大公害事故を起こして、責任がないわけがない。あまりに酷いと思います。
そんな中、東電の柏崎刈羽原発直下を通る断層は、活断層と判定される可能性が大だそうな。地層のずれが24万年前だからだそうな。
これまでニッポン国の基準では「12~13万年前」に活動した断層を活断層としておった。しかし規制委の検討チームが今月示した「新基準」は活断層の定義を「過去40万年間」に拡大した。だから今回、活断層と断定され、柏崎刈羽原発は再稼動できなくなるというのだ。
ではありますが、過日の週刊現代で古賀茂明さんが指摘する通り、世界の常識では180万年以降だ。
この国の安全基準、なんと、ずるずる、ずる賢く古くなっておる。
当初、我がニッポン国では、活断層の定義は5万年前以降に動いたものとされていた。ところが、最近12万年前までに拡大、これをついこの間さらに40万年前までに拡大した。
世界の常識が180万年前だというのに、なにしてんだか。たぶん、180万年前に定義すると、この国で原発を動かすことは不可能になるってことなのだろう。
ったくもう、この国には、正義というもんがないのかね。カネと利権で動く原発、地球規模の大事故を起こしても幹部には責任がないという。
こんなこと、このまま放置しておって委員会???