おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

豪雪の朝

2013年01月11日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス12度。今は晴れておりますが、昨夜から今朝にかけて雪は30センチも降ったでしょうか。

寒いのですが、なぜか重い雪でござる。

いつもは玄関前まで入ってくる新聞配達の車が、道路から1メートルほどのところで止まったらしい。重くて深い雪で、車が玄関前まで進むことができなかったってこと。

おぢも午前5時半にやってきた道路除雪車の音で目が覚めました。トットと起床し、除雪しやすいように車を移動したり、車の屋根に降り積もった大量の雪を落としたり。

早朝からたいした忙しかったのです。

きのうは、屋根の上に延々と残っておる雪や、屋根上の煙突周り張り付いた雪、それにTVアンテナにくっ付いた雪を落としてもらおうと、いつもお願いしている板金屋さんに来ていただきましたです。

玄関上の小屋根に12月初旬から鎮座していた大量の雪も、きれいに落としてもらったのでござる。

そしたら、今朝までにこの大雪だもねぇ。すっかり元の木阿弥状態でござる。

とはいえ、前日の状態のままでこの大雪を迎えたら、小屋根が雪の重みで壊れるとか、屋根の上の煙突から、融けた雪にタールが混じったものがぽたぽた室内に落ちるとか、たいそう危険なことになった可能性もありまする。

豪雪地帯の山暮らし、ゆるくないのでござる。

ところで、円安がドンドコ進んでおりまする。豪ドルは、今朝すでに94円台に突入でござる。

おぢは85円台で豪ドル預金スタートしてますから、金利と為替差益ですでに16%もの含み益を抱えております。単なる預金が、こんなになってビックリ仰天でござる。

このまま一本調子で円安が進むとは思えませんが、目先、円安の大きな流れは変わらんのでしょう。

2007年につけた「1豪ドル104円」どころになったら、一旦解約して利益確定ってことでござる。

もっとも、日本国債がヘッジファンドに空売りされて暴落、チョー円安になるという「ギリシャ悲劇」がニッポンに訪れる可能性がないわけではない。予断は許せません。

目先は円安、株高でアベノミックスは大成功のようですが、この先どうだろ? いささか心配にもなりまする。

ここんとこ、経済学者の竹中平蔵がTVに頻繁に出演しておる。経済財政諮問会議の一員で、つまりは安倍内閣における経済に関する司令塔の一人ということらしい。

思い起こせば、戦後最長の好景気といわれた小泉政権時代、これを担ったのも竹中平蔵でした。戦後最長の好景気の実感、だれかそんなもんを感じましたかね?

あのとき儲かったのは大企業だけでした。サラリーマンの給与はドンドコ下がった時代ではなかったか。

竹中平蔵はきのうのTV番組でも「当時、もう3年したらサラリーマンが実感できる好景気になった」とか申しておったけど、どうよ?

アベノミックスで、果たして国民が納得する好景気がやってくるのかね? 「小泉構造改革」は、派遣労働など非正規労働者を増大させ「格差の拡大」しただけだった。

なんのことはない、これはアメリカの「年次改革要望書」に沿ったものだった。もちろん、郵政民営化もこの年次改革要望書に沿ったもの。

この年次改革要望書とは以下のようなもの。

これは、1993年7月、当時の宮沢首相とクリントン大統領の日米首脳会談で決まった。日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本政府への米国政府要望書」のことだ。

年次改革要望書は、双方向提出となっていて、94年から毎年一回、10月に双方向の要望書が交換されておるそうな。

小泉構造改革とは、まさにこれに沿ったものでござる。そして今回、安倍政権でまたもや竹中平蔵の登場でござる。

ホントにニッポン国民のためになる経済政策をするのかどうか、注視していないとヤバイかも。

…とも思う今日この頃のおぢでござる。