おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

毛ガニの季節

2013年04月12日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス2度。スカッと晴れた良い天気でござる。

と書いてる隙に、ありゃりゃなことに雪でござる。なんだかなぁ、、、

写真は、重さ555グラムとフィーバーした毛ガニでござる。

いつもは雄武町の畠森水産からクール便で送ってもらうですが、この店の毛ガニ、実はまことに今風なことに、塩加減がたいした薄い。

上品にカニ酢なんかでいただくにはまことによろしいのでござろう。

ではありますが、年に一、二度そのままいただく我が家では、もう少し塩の効いた毛ガニが食べたいと思っておった。そこで小樽の市場で発見したのがこの毛ガニ。

雄武町より少し北にある枝幸町は秋田水産の毛ガニなのじゃ。

この塩加減がまことによろしい、ってことですっかり鞍替えしたのでござる。畠森水産さん、スマンこってす!!

今年は、どういうわけか、海明けの毛ガニ、値段が比較的安いのだとか。写真のフィーバーしたカニで1パイ2500円でござった。

そんなことで、昨夜は贅沢なことにハニーさんと1パイづついただいたのでござる。ハニーさんのは600グラムありました。ちょいと悔しいおぢでした。

そしていつものように、最後はミソの入った甲羅に身をほぐし入れ、さらに少々ご飯を入れて、火にかける。グツグツしてきたらこれを混ぜて、そこへタラリとしょうゆをかけてさらにグツグツ。すると絶品の肴になるのですよ。

もうかなり前ですけど、TVで鉄人「道場六三郎」さんがこうしておったような、、、

そんなことで、昨夜は海明けの毛ガニとビール、それにうんまい日本酒を堪能したのでござる。

それにしても、毛ガニはオホーツクが海明けした3月、4月が絶品でござる。今年は3月半ば、さっぽろ市民生協でも小ぶりですがオホーツク産の美味しいのが売ってましたけどね。

さて、

当事者能力のさっぱりない東電のおかげで、我がニッポン国は空気中だけではなく、土壌まで放射能まみれでござる。

シートに高濃度汚染された水を溜めるという発想が、そもそも変だとは思わなかったのか、口あんぐりでござる。

そんなこんなの中、「政府の発送電の分離」について、過日TVや新聞が伝えておる。

元経産官僚の古賀茂明さんは、これが怪しいとしておるのが今日のお話じゃ。

4月20日号の週刊現代「官々諤々」で古賀さんは「『電力改革』の大ウソ」と題して、あれこれ書いておる。

これによると、安倍政権は過日「電力システムの改革方針」を閣議決定。

これについてマスコミは「発送電分離」が実現するかのような報道をしておったけれど、古賀さんはそうは見ていないのだそうな。

というのも、閣議決定の前書きにこうあるからだそうな。

「電力事業に携わる者の現場力や技術・人材といった蓄積を生かす」

これは、改革をしても電力大手の破たんやリストラは避けますと読むのだそうな。

まさに「霞が関文学の真骨頂」でござる。一般市民には何が何やら、わけわかりませんけど、改革はしないってことらしい。

でもって、最大の目玉である発送電の分離については、検討段階では、その法案を「15年通常国会に『提出する』」となっていたのに、閣議決定では「提出することを目指す」との表現に変わったのだそうな。

これで発送電の分離を国会に提出しなくてもいいことになったという。酷いねぇ。

そして、そもそも閣議決定の中に「発送電分離」という言葉は出てこないのだそうな。

「法的分離の方式による送配電部門の中立性の一層の確保」だそうな。

これは、発電会社と送電会社をひとつの持ち株会社の下に置くという意味だそうな。

つまりは、完全に別会社化はしないということ。

これでは、さっぱり発送電は分離されないじゃん!

マスコミ報道、これでは政府の「大本営発表」を鵜呑みにしておると言われても、返す言葉がないね。

古賀さんは最後にこう締めくくっておる。

「経産省と自民党がうやる限り、電力改革はいつも形だけ。国民はまたしても騙されることになるのか。無力感だけが残る閣議決定であった」

いま安倍内閣では、経産官僚が事実上官邸を牛耳っておるといわれておる。

つまり、安倍総理は経産省の言いなりってこと。何とも情けない!!

安倍総理、恥を知れ!! と申しておきましょう。