おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「消費税還元セール」を禁止だと!?

2013年04月13日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。風のない薄曇りの天気で、まことに静かな朝ござる。

今朝も薪ストーブに火を入れましたけど、燃え具合がまことによろしくない。煙突が詰まってきておる。

そろそろ、煙突掃除をしなきゃならんとはずーっと思ってますけど億劫なのでござる。

ぽかぽか暖かい日を選んで、連休前までになんとか掃除しようとは思ってますけど、どうだろか、、、

さて、

呆れてものが言えませぬ。

消費税転嫁対策の特別措置法で、なんと「消費税還元セール」などの安売りを禁止するのだそうな。

でもって、これにはイオンの社長もユニクロ社長もプンプンでござる。

北朝鮮なら将軍様が「消費税還元セールの禁止」を即座にやるかしらん。中国ならトットと取り締まるかしらん。

ところが我がニッポン国は経済大国で、先進国、しかも民主主義国家ですぞ。

何を謳って販売しようが、公序良俗に反しない限り、そりゃ自由ってもんだ。「統制国家」でも目指すというのかね、バカバカしくて批判にも値しませんってば、プンプン!!

ニッポンの官僚さまは、何考えてんだか考えてないんだか。それとも何か別の狙いでもあって、こんな荒唐無稽な法律を出すのか。誰かにお教え願いたいものです。

ところで、

関西電力はきのう、高浜原発3号機向けに製造されたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船2隻が近く、フランスのシェルブール港を出発すると発表。

MOX燃料の輸送は、福島第1原発事故後初めてだそうな。

さらに、北電の副社長は停止中の泊原発について、「冬前までに再稼働させたい」と述べたそうな。

そんなことで、東電を除く電力株はきのう一斉に大暴騰しておる。

こんなことでいいのかね???

百篇でも二百篇でも書きますが、泊原発には万が一の際に爆発を防ぐ「ベント」がないのです。

福島第1原発事故で、原子炉格納容器の破損や爆発を防ぐために内部の蒸気を排出したのがベントでござる。

ところが電力各社はこれまで、泊原発など「加圧水型原子炉にベントは必要ない」としてきた。

しかしフクシマの事故を受けて去年、この加圧水型原発にもフィルター付きのベントを取り付けることにしたそうな。

そりゃぁそれでまことにけっこう。

だけど、泊原発にはまだベントは付いてないのです。ベントが設置されるのは再来年あたりか?

まだ、そのベントがないのに再稼動ってどうよ???

万が一の時、危険なことになるからベントを設置するというのに、それがないまま再稼動ってなんじゃらほい!!

アメリカのスリーマイル島原発事故は、原子炉から冷却水が失われて炉心が溶融するというきわめて深刻なものだった。

ようは原子炉の空炊き。

でもって、その事故原因はというと、水位計に端を発するオペレーターのミスでござる。

水位計の針が振り切れ、加圧器内部に水がいっぱいになったとオペレーターは考えて、安全装置の要であるECCS(緊急炉心冷却装置)を切ったために起きた事故でござる。

それと同じ水位計がついておるのが泊原発でござる。

なんだかんだ言ったところで、危ないもの危ない。

そういえば、つい先ほど、淡路島で震度6の地震でござる。

官房長官はこの地震を受けての会見で「原発に異常はない」と申しましたです。

地震多発期に入ったとされる我がニッポン国では、この程度の地震はこの先もジャンジャンあるだろう。

そのたびに「原発は大丈夫とか」どうしたとかってどうよ? 

地震のたびにドキドキするような危ないもの、必要か?

原発がなくても、ニッポン経済、いい調子になっておるのではないのかね。

本州は去年の夏、乗り切った。北海道も冬の電気は足りてましたです。

一電力会社のために、危険なモノを動かすってどうよ???

しっかりした発送電分離で、ドイツみたいに自然エネルギーだけの発電会社ができるなら、値段は2倍でも我が家はその電気を買って支援する。

十分な安全対策をしていないのに再稼働するというでは、フクシマの反省がないと言われても反論の余地はないのではないのかね。

地震大国というのに、なんともデタラメな国でクラクラいたします、ハイ!!