午前6時の気温はマイナス2度。この秋一番の寒さです。
昨夜は雪の予報も出ておりましたけど、降ってはおりません。
ですが、我が家のテキトー花畑やテキトーハーブ園にも霜が降りたね。
天候はスカッとした秋晴れじゃ。
そんなことで、しかもきのう丸一日不在で、夜も火を使わずに就寝したため、室内はしっかり冷えておる。
つい先ほど火を入れたばかりってことで、鋳物の薪ストーブは熱くなるまで結構時間がかかる。
部屋がポカポカしてくるまで、きのう札幌で買い求めたばかりのモンベルのフリースを着てガマンなのでござる。
久々の札幌では、このフリースをはじめ、あれこれ冬の衣料品を買ったり、かねてから欲しかったバランスボールを買ったりいたしました。
バランスボールはというと、運動するのではなく、この先はこれに座って仕事するのです。
ようは仕事しながら体幹を鍛えようということ。
毎日最低でも2時間、忙しいときは6~7時間もパソコンの前に座ってますから、これをバランスボールに取り替えたら、はたしてどうなるか。
たいしたお楽しみなのです。
そんなことで朝食後、バランスボールに空気を入れ、これまで使っておった事務用のイスは大型ごみに。
な~んてなこと言っちゃって、大丈夫か?
背もたれなしで仕事するわけで、弱ってきた背筋、頑張れるのか。
だって毎日だもねぇ、かなり心配でござる。
ところで、
どうしても観たかったクリント・イーストウッド監督の「ジャージーボーイズ」、きのうようやく観ることができました。
そもそもはブロードウエイの大ヒットミュージカル、これを映画化したものだそうな。
「♪シェエリ~ シェリ メイビィ~」と歌う、懐かしのポップス「シェリー」は、 我がニッポン国では「ダニー飯田とパラダイスキング」で九重祐三子さんが歌って大ヒット。
これは、おぢが小学校高学年のころ?
この曲がフォー・シーズンズのカバー曲だったことは、中学生のころには知っておりました。
あのころは、アメリカのヒット曲をニッポンでカバーして、それがたいてい大ヒットする時代。
コニー・フランシスの「可愛いベイビー」(Pretty Little Baby)を、中尾ミエさんが歌って大ヒットしたのは、も少し古いか?
映画ジャージーボーイズは、当時アメリカで大人気だったフォー・シーズンズの物語なのだ。
なぜこの映画をどうしても観たかったのか、すっかり忘れておりましたけど、映画の後半でようやく思い出しました。
「君の瞳に恋して」(can’t take My Eyes off You)を、最初に歌ったフランキー・バリという人が、この映画の主人公だと映画の番組宣伝で知ったためでした。
この曲、フランク・シナトラとかアンディー・ウイリアムスで親しんできたおぢの大好きなひとつ。
いつ聞いても、何度聞いても、胸がきゅんと切なくなるわけで、おぢの葬式にはぜひかけてもらいたい1曲なのです。
話は戻って、映画ジャージーボーイズはグループバンドの栄光と挫折の物語。
窃盗しておるような怪しいあんちゃんが、ヒット曲で成りあがり、その後はお決まりの分裂、そして家族にも亀裂。
でもって再び立ち上がり、最後は4人が再会するという、想像通りの展開ではあります。
だけど、まずは音楽がめちゃいい。
皆さん有名なミュージカルスターだそうだけど、ダンスもキレがいいし、歌もしっかり聞かせるのです。
そこらあたりハンパないのが、やっぱイーストッド。
当時のTVの場面があって、ローハイドに出演している若き日のイーストウッドがワンカットだけ出て来るのもご愛嬌。
そして、古いところでは「ディアハンター」で強烈な印象を残したクリストファー・ウォーケンが、マフィアの親玉をいい感じで演じておるのです。
いい年こいて、最後にダンスするのもいい。
そんなこんなで中高年の音楽ファンは必見という、楽しい映画が「ジャージーボーイズ」でのでございます。
札幌駅のシネマフロンティアで1日2回だけの上映です。
お見逃しなく!!