おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

従順な小渕大臣

2014年10月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス4度。曇り空で、場所によっては晴れておりまする。

無風で静かな朝でござる。

御嶽山の噴火による被害者は戦後最悪の47人だそうな。

気象庁のホームページによると、

その前は91年の雲仙普賢岳、報道関係者を含む43人が死亡・行方不明だ。

大正時代(1926年)には、十勝岳の火砕流で144人が亡くなっておるとか。

明治時代(1902年)には、伊豆鳥島で全島民125人が死亡だそうな。

島民が全て死んじゃうって、大変な被害なのです。

これは18世紀以降の10人以上の被害の一端ですけど、それ以前だと富士山噴火とか、あれやこれや、凄いことになっておるはずだ。

改めてニッポンは火山の島、地震大国なのだと感じたりいたしました。

さて、

小渕優子経産大臣が、原発再稼動に突っ走っておると、元経産官僚の古賀茂明さんが、その乱暴な発言を批判しておる。

顔はメンコイねーちゃんですが、やってることは酷いのです。

原発に関して、小渕大臣は「規制委員会における基準というのは、世界において最も厳しいと言われる規制だ」と言い切っておるそうな。

これについて古賀さんは「原子力規制委員会の委員長の田中俊一委員長は、規制委の新基準について世界最高と事実上言えないことを認めているし、この基準に合致していても安全だとは言えないと明言している。小渕大臣の発言は明らかに間違いである」と申しております。

原発を推進してきた経産省の元官僚が言うのだから間違いない。

でもって、なぜ、こんなに乱暴な発言を堂々と展開できるかについては以下のように述べておる。

①小渕氏自身には何の知識も定見もない。②官僚に従っていれば安全だと信じている。③上司の命令には絶対服従していれば出世できると考えている。

①は「自分の知識や考えがないので何を言うにも躊躇がない」と、まことに辛辣でござる。

②については、「あそこまで、完璧に官僚の想定問答をなぞる大臣も珍しい」そうな。

③については「総理に取り入ることが自分の出世の近道だと考える政治家ばかりになってしまった」と嘆いておる。

「総理に一番近い女性」はかくして原発再稼動に突っ走っておるらしいのだ。

そして、「小渕氏のこうした心理は、もちろん経産官僚はお見通しだ。前のめりで自分の考えがなく、官僚に従順となれば、こんなに使いやすい大臣はない。それに乗じて、官僚は~中略~自分たちがやりたいことを堂々と盛り込んでいく」そうな。

元官僚の言うことは説得力がありますなぁ。

「神輿は軽くてパーがいい」と言ったのは、海部総理を誕生させた時の小沢一郎の言葉だ。

いまとなっては小沢が残したのはこの名言だけでした。

小渕大臣の「活躍」で、経産官僚がほくそ笑む様子が手に取るようにわかって、腹が立つ。

上ばかりうかがう、ヒラメ議員に、ヒラメ大臣、バカとアホウが官僚さまの手のひらで踊っておるのが「貧しいニッポン政治」の実態でござる。