おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

カメムシの季節

2014年10月11日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス3度。天候は晴れ。無風の朝でござる。

きのうおとといから、カメムシがわんさかと我が家にやってきておる。

夜は、ほぼ1年中点けっぱなしという写真の「カメムシ捕獲器」には、今朝も数十匹のカメムシが溺れておりましたです。

先週までは一晩数匹でしたけど、一気に増えちゃった。

日中なんかは、外にいると体や顔にカメムシやテントウムシがビシバシぶつかってくるほど。

大量の虫がぶんぶん飛び回っておるのです。

それが窓にくっ付いて、2重サッシを乗り越えて家の中へと入ってくるからたいそう困る。

もっとも、就寝中はカメムシ捕獲器に集まってくれますので、寝床に入ってくることはほとんどありませぬ。

これがないときは、熟睡しておっても、臭くて臭くて目が覚めて、布団のどこにいるのか、あちこち探すなど、往生いたしましたです。

そんなことでこの時期は「カメムシ」「カメムシ捕獲器」「カメムシホイホイ」などのキーワードで、当ブログにやってくる皆さんがごっちゃり。

これまでこの捕獲器を売っておったのは小樽の「北央電機」。

ここでこのカメムシ捕獲器を販売しておりましたが、いまはホームページが見当たりませぬ。

どうしたんだろ?

夜のカメムシ捕獲にはたいした効果がありますけど、、、

さて、

北海道電力が家庭向けの電気料金を11月から値上げするそうな。しかも2段階の値上げ。

11月から3月までは12.43%で、4月以降は15.33%になるとか。

電力はいまだ自由化されていないので、ニッポン国では電気料金を値上げするか、しないかは、「経産省の腹一つ」で決まる。

欧米諸国は発送電がすでに分離され、国民はあっちの電力会社の電気や、こっちの電気など、好きに電気を買うことができる。

この国は資本主義国、自由にモノを売ったり買ったりできる国だけど、電気はいまだ「地域独占」の社会主義国家並みってこと。

北海道民は北海道電力の電気しか買うことができない異常事態なのだ。

旧ソビエト並み、「選択の自由」がないのでござる。

もっとも、2016年からは電力は自由化され、ようやく選択の自由ってもんが確保される。

それまで我慢して、2016年以降、我が家は原発頼みを続ける北電の電気など金輪際買わない方針じゃ。

自然エネルギー、再生可能エネルギーを使った電力会社の電気を買うことにするのです。

そして、自由化ですから、待ってましたの競争原理が働いて、電気料金は安くなるはずだった。

ところが、過日も書きましたように、原発を支えるため、経産省は「原発の電気価格保証」するというから腹が立つ。

電力自由化の最大のメリット、価格競争を、こと原発については排除するというのだ。

これまでの原子力ムラの論理なら、当然のことながら「原発は安い」わけで、バツグンの競争力があるはずだったのに。

ところがいつのまにか「電力会社は2016年以降の電力自由化で、発電部門と送配電部門の分離がすすむと、原発の維持が難しいと訴えている」そうな。

そんなこんなで、原発はコストの高い電気になったと、経産省までようやく認めることに…

さらに安倍政権で「ベース電源」と勝手に位置づけ、自由化でも何とか原発を守らなきゃならんてことにした。

そこで、なんと「電気料金」で原発を支援するというのだから呆れるのです。

電力自由化で競争が起きて、電気が安くなると思ったら、上乗せした電気代で原発を支えるって話なのだ。

この先2016年からは、電気料金に「原発支援金」含めて支払うことになる。

自由化もなにもあったものではないのです。

経産省は既存の電力会社を温存するためには、なんでもやりますってことらしい。

国民の方をまるで見ていない経産省のお役人さまよ、皆さんは国民に尽くすための「公僕」ではなかったか。

国策で進めた原発だけど、コスト高で危険となれば、いまや単なるお荷物。

お荷物を支えるために、上乗せした電気料金を国民が支払う。

どう考えてもおかしな話だと思うけど、そんなことでいいのかね???