午前6時の気温はプラス10度。
どんよりした曇り空で、昨夜雨が降ったのでしょう、デッキも地面も濡れております。
予報によると、今日は終日、弱い雨だったり、曇ったりということらしいです。
ところで、
朝シャワーを浴びる際に、おぢは髭を剃る。
ところが、ここんとこ、どうにもこうにも、剃り味が悪くて困っておりました。
T字型で3枚刃の髭剃りを長々使っておりましたが、剃り残しなんてもんではない。さっぱり剃れない状態なのです。
どうも替え刃がよくないような…
でもって、あれこれネットで検索したりしたら、「シック」と「ジレット」という会社は、当たり前ですがいずれも外国の会社。
シックはアメリカらしく、ジレットはドイツらしい。
おぢの肌が若かったころは、外国製でもよかったのか知らんけど、肌にハリが無くなったいまは、やっぱ国産だろ!!
ってことで、ホームセンターにニッポン製の髭剃りを買いに行きました。
そしたら、ホームセンターでずらりと並んでおるのは、シックとジレットばかり。
ようやく1点だけあったのが、写真の貝印の髭剃りでござる。
ネットで探すと、昔からおなじみ、ニッポンのフェザー社がある。
ここには「サムライエッジ」という海外でも人気となりそうな商品があるのですが、なぜかご当地のホームセンターではひとつも売っておらん。
しつこいようですが、ホームセンターにはシックとジレットばっか。
どうなってんの? って話だ。
ってことで、ここはもちろん、ニッポン国ご謹製の国産品ジャン!!
そういう事情で、おぢはこれから写真の「カイ レザー」を使って、髭剃りをするのです。
壁掛けのホルダーもついて、とりあえずたいした便利だ。
貝印のホームページには替え刃1枚付きで1080円となってますけど、お近くのホーマックでは替え刃3枚ついて800円前後だったような…
使いごごちは、どうなんだろ???
って、すでに6時20分、まもなくE-テレ・テレビ体操の時間なのじゃ…
それから約30分、体操して、シャワーして、髭剃りを使いましたよ。
いやぁ~ニッポン製の貝印、こりゃ別モノの切れ味で大感激!!
3枚刃と5枚刃の違いはあるかしらんけど、国産の刃は違います。
久々にシャワー上がりの顔は、赤ちゃんにスリスリしたいようなツルッツル。
この際はT字型髭剃りは、ニッポン製に限る、と申しておきましょう。
ただし、一点だけ注文を付けておくと、石ケンで泡まみれの手で持つとツルっと滑って落しそうになったのです。
泡まみれの手でも持ちやすいホルダーがいいのかなぁ、とは思います。
貝印さん、そこんとこヨロピクね!!
さて、
きのうのTV朝日モーニングバード、玉川ディレクターの「そもそも総研」は、イスラム国を取り上げておりました。
戦場ジャーナリストで、イスラム国の現地で取材しておった常岡浩介さんは「イスラム国はアメリカとフランスを名指しで攻撃するよう呼びかけてはいるが、日本はその中には入っていない」としたうえで、
「日本がアメリカの同盟国だとは知っているが、これまで彼らに対して武力行使をしていないからだ」としておりました。
以前おぢは「米ジャーナリストは処刑、ニッポン人は生存、その違いとは」と書きましたが、やはり同じ西側諸国でもニッポンは違うのです。
また常岡さんは「日本も軍事オプションを使うようになったら攻撃対象となる」とキッパリ申しておりました。
実際、フィリピンではイスラム国に共鳴するグループがドイツ人旅行者を拉致し、首を切ると脅しておるとか。
現地を取材した常岡さんは「イスラム国も日本人に対していまは好意的だと感じた」としておりました。
イスラム過激派の中にあっても、日本の評判は良いというのです。
しかし、もしニッポンが軍事オプションを行使すれば、そこは一変することになる。
第一次安倍内閣で内閣官房副長官補を務めた元防衛官僚の柳沢協二さんはイスラム国に関し「アメリカが地上軍を派遣するとなれば、なんらかの協力を日本に求めてくる」としておる。
「これを断れるか」と玉川さんが聞くと、柳沢さんは「アメリカはこれまで、憲法上しょうがないと思っていたが、集団的自衛権行使容認となれば、期待する声が当然出てくる」と申しております。
さらに「これまでアメリカの武力行使に反対したことがないので、今度も支持するだろう」としておる。
つまり、否応なくイスラム国との戦争に巻き込まれる可能性が出てきたということでござる。
じゃあほかに選択肢はないのか?
北海道出身で日本総研理事長の寺島実郎さんはまことに明快でござった。
「国民を不必要な戦争に巻き込まないというのが政治の大きな役割」とした上で、「そのためには必要でないリスクを抱え込むような判断をしてはいけない」とまことにごもっともでござった。
さらに「中東問題は我々が距離を持てる問題、イスラムでもキリスト教でもなければ、イスラエルにもパレスチナにも加担しない『技術を持った先進国』が存在していることを示すべきだ」としておりました。
そして「自分の国の国際社会における価値とはなんだろう、ということをしっかり発信すべき」と話しておったです。
そう、イスラムでもなく、キリスト教でもない我がニッポン国には、戦争に加担しない「別の立ち位置」があるのではないかと、寺島さんはいうのです。
再度書きますが「国民を不要な戦争に巻き込まないようにするのが、政治の大きな役割」でござる。
西側諸国にありながら、それとは一線を画した外交こそ、アジアの先進技術国ニッポンの進むべき道ではないのかね。
EUに加盟しながらも、NATOに加盟しないフィンランドは、ウクライナ問題で、ロシアに対して存在感を増しておるそうな。
右か左か、イスラムかキリスト教かではない、第3の道こそニッポンの今後の在り方だろうと思うのです。
髭剃りだって、ドイツ、アメリカより一日の長があるのがニッポン製じゃ。
技術を持った先進国は、不要な戦争に巻き込まれず、独自の道を行く。
これが先の大戦で300万人もの同胞を亡くした国の進むべき道だと思います。
亡くなったニッポン兵を「散華」と崇めますけど、その半数は餓死だった。
こんな悲惨な結果を招いた我がニッポン国は、二度と戦争などしてはいけないと思うのです。