午前6時の気温はマイナス3度。
きのう一日、北海道内は大荒れでござった。
外はすっかりホワイトアウト、あたり一面真っ白け!!
ときおり数メートル先も見えないほどの猛吹雪で、ご当地周辺でも道路の通行止めなど、交通網が混乱しておりました。
おぢもハニーさんも、ニャンコにご飯を与えたのと、デッキの軽い除雪以外、丸一日引きこもり。
車で買い物などに出て、うっかり吹き溜まりにでも突っ込んでハマろうもんなら、場合によっては生命の危機。
ずいぶんと危険な一日なのでした。
ですが今朝は一転、ずいぶん穏やかになってはおりますが、それでも時おり強風に横殴りの雪じゃ。
道新電子版によると、きのう襟裳岬では風速43メートルを記録し、札幌市南区小金湯では積雪が46センチに達したとか。
玉突き事故やら、飛行機の欠航、停電などもあったようですが、いまんとこ死者はいないようです。
久々に強烈な猛吹雪の一日でございました。
さて、
ここんとこ「ピケ・トマティ」という経済学者が話題でござる。
トマティさんの書いた本は、すっかりビジネスマンの必読書だそうな。
週刊現代に「5分で分かる!トマ・ピケティ『21世紀の資本』ここがポイント」が載っておりましたのでご紹介じゃ。
ピケティ教授は過去200年に遡って、20か国以上の税務統計を調べたところ「株や不動産などの利益率が、労働による賃金の上昇率を上回るということ」が分かったのだそうな。
ようは世界各国で貧富の格差が拡大しているけど、その理由は財産を持っている人が、世間の人の所得が上がる以上のペースで、さらに金持ちになるから。
これをデータでしっかり裏付けたのがピケティさん。
長期的なデータを調べて、格差の実態を調査したことが高く評価されておるらしい。
こうした格差をピケティさんは「世襲資本主義」と称しておって、これは経営者と労働者間の格差より厄介だそうな。
確かにねぇ、苦労して成功した人は称賛されるべきだけど、働かずしてそのお子ちゃまが巨万の富を得てしまうのは不健全だ。
だから格差是正には「相続税の増税が必要」だというのがピケティさんの説。
なるほど!!なのでござる。
ニッポンの場合、世界に比べ相続税は比較的高く、格差は小さいけど、最低賃金が低くて非正規労働者が貧困に陥っておるという。
「何か手を打たないと、20年後には、資産を相続した少数の人に支配される社会になる」ことを指摘したのは意義があると経済学者のポール・グルーグマンさんはその功績を高く評価しておるそうな。
放置すれば「資産を相続した少数の人に支配される社会」になる。
桁違いの金持ちの子で、それが賢い人ならいいかしらんけど、こういうのはたいていアッパラパーと相場が決まっておる。
アメリカの「パリス」なんちゃらなんてねーちゃんは、そのサンプルだ。
そんなんばっかり集まって、なんでもかんでも支配されては世界の行方はそうとう怪しいことになる。
ざっくりいうと「格差批判」というピケティさん、たいした納得すること言っておるんですなぁ~
さっぱり知りませんでしたけど…