おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

補給は戦争だ

2015年01月26日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。

雪も降っておりません。6時はまだ暗いのですが、それでも朝は少しづつ早くなってきております。

きょうも日中は降雪もなく、少しばかりですが日差しもあるようで、嬉しい暖冬の日々なのでござる。

パウダースノーが降らないってことで、お天気が良くてもスキーに行こうかなぁ、って気分にはなれません。

前夜から早朝まで雪が降り積もり、朝は晴れっていう「深雪スキーの理想」のパターンは、シーズン1度あるかないかだわなぁ、、、

きのうのNHKテレビ日曜討論は、安倍総理大臣と与野党の9人の党首に個別に インタビューしたものでござった。

その中で、昔の名前で出ておる小沢一郎さん(生活の党と山本太郎とそのなかまたち)が、久々に存在感を放つ一言でござった。

曰く「今回の人質事件は、安倍さんがわざわざあっちまで行って、イスラム国にとって宣戦布告ともいえるような話をした。イスラム国と戦う周辺各国に援助するという言い方をしたらしい」

「彼らにとっては、自分たちの敵を援助することで、当然、日本も敵だと捉えられてしょうがないと思う。この問題で政府の対応と言っても、あたふたしているだけで、どうしていいか分からないのが実態だ」。

なんでこのタイミングで中東に行って、余計なことを言っちゃったのかねぇ。

外務省は何してたんだって話だ。

湯川さんがイスラム国に拉致されておるのは周知の事実だし、後藤さんのことだって知っておった可能性大だ。

そこで、イスラム国を刺激する余計なことを言っちゃったわけだ。

さらに小沢さんこうも申しておる。

「日本国民が考えないといけない問題が提起された。今回、米国を中心とした有志連合と同じ立場で、イスラム国に敵対し、援助する。集団的自衛権のことをもう少し日本人は真剣に考えないといけない」。

ご無理ごもっともでござる。

そしてとどめは「その言い訳に、首相は『人道援助であって、弾薬や武器を軍隊を送るわけじゃない』と言うが、戦争というのはドンパチするだけじゃない」

「一番大事な要素は補給だ。ごはんを食べないと兵隊さんは戦争できない。食料を送るのは、人道支援の名前で言おうが何をしようが、補給というのは戦争そのものだと、国民は今回の事件でむしろ考えるべきだ」。

まさにその通り。

補給は最近では、ロジススティックスなんてな言い方もいたします。

企業でも「ロジ担」って言いますけど、この場合は戦争そのものというのはその通り。

以前も書きましたけど、旧日本軍はこれが酷くて、多くの日本兵が餓死しております。

米軍が最前線に「温かい食べ物もの」を届けたのと対照的なのでござる。

いずれにせよ、安倍総理の発言は言ってみれば「タイムリーエラー」。

国際情勢をちゃんと読んでないじゃん!! と外交シロウトのおぢでさえ思うのです。

「テロと毅然として戦うニッポン」って西側諸国から褒められてる場合ではございません。

しつこいようですが、西側諸国にありながら、キリスト教各国とは「一線を画す」ニッポン独自の立ち位置があっていいと思う。

おフランスのかの新聞は、フクシマ原発事故の際、奇形のお相撲さんを登場させて、ニッポン人のひんしゅくを買っておる。

フランスにおける風刺の歴史はよいけれど、社会がすっかり国際化、グローバル化したいま、「多様化した価値観」を認めて、茶化したりしない姿勢も必要だと思うけどね。

ニッポンには「品性」なんていい言葉もあると思んですが、どうよそのあたり???