おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

逃げ出す原発被災地の人々

2015年01月22日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス8度。

積雪はありません。ホッとしますぅ~

風もないようです。1月にしては穏やかな日々が続いております。

予報によると、きょう日中は雪、最高気温はプラス1度と暖かだ。

また湿雪ってことで、重い雪は除雪がしんどいことになるんだなぁ、、、

ところで、

過日購入した「デオナチュレ足指さらさらクリーム」がなかなかよろしい。

足の裏の汗がかなり抑えられて、これまでのように1日3回も靴下を交換することがないのです。

靴下の交換はあっても1度となりました。

そこそこ効果ってことで、何でも試してみるもんですなぁ。

さて、

東京新聞電子版によると、原発事故による避難者の移住が急増中だそうな。

ようするに福島県内の別の土地を買ったり、首都圏で買ったりと、移住していく人が急増しておるということ。

東京新聞は「政府は除染して住民を帰還させることを施策の中心にするが、早く生活再建したい住民の心情がうかがえる」としておる。

当たり前でござる。

いつ元の家に帰れるかわからんのでは、短い人生、どもこもなりません。

土地を買った人は、「11年度は計73件だったのが、12年度は736件、13年度は1484件に達し、本年度は昨年11月前後の段階での集計で既に約1500件に上る。この4年間の累計は3789件だった」と見事な右肩上がりでござる。

それでも、別のところに土地の買える人はいい。

フツーは住んでるところの土地を売って、その資金をもとに別の土地を買うことができる。

話は少し外れますが、住んでる家を売って住み替えるのは税金対策上もよろしい。

ところが、原発被災地の土地といったら、そもそも買い手なんかいるわけがなく、売ることなんかできません。

仮に売ることができても、そりゃ二束三文。

被災地の人はカネがないことには身動きが取れないわけで、別の土地を買うことができる人はそこそこ豊かな人でもある。

だけど売るに売れない紙くず同然の土地だけが財産という人もいるでしょう。

「仮設住宅」なんぞで人間らしい生活なんぞができるわけがないもんね。

原発被災地は、いまも酷いことになっておるのです。

仮に、

ご当地「泊原発」で事故があったなら、ただいまボンボコとコンドミニアムやコンド・ホテルが建ってるご当地周辺、いきなり全てがアジャパー。

スキー場周辺では、一番高いところで坪単価が80万円を超えたとも聞く。

それもこれも、泊で事故が起きれば、30キロ圏内にあるご当地は、なにもかにもが紙くずでござる。

外国人はおろか、ニッポン人もトットと逃げ出す。

冬は、泊や岩内方面からやってくる雪雲が、羊蹄山にぶつかり、ご当地に大量のパウダースノーを降らせる。

だから、世界中の人々がごっちゃりやって来る。

言い換えると、原発事故が起きれば、ご当地には雪とともに大量の放射性物質が降ってくる。

ここは「ホットスポット」ってこと。

一旦事故となれば、日常生活のすべてがパーなのでござる。

サラリーマンは地元の会社が無くなり、自営業者は人がいなくなるわけですからもちろん倒産、ホテルにスーパーからなにからオジャン。

家と土地以外にさほど財産のあるわけではない我が家、事故が起きたら別の場所に土地を買って家を建てる資金なんぞ確保できるかね?

そこで仕事できるのかね?

原発事故が起きれば、世界中どこでも生活ってもんが根底から崩れ去る。

それでも「やむを得ない」とか申しておる政治家は、どんだけ「電事連」からカネ貰ってんだって話でござる。

ある旧友は「最悪」を想定していれば怖くない、と申しておりましたが、こと原発に関する限り、最悪を想定すると、残りの人生がハチャメチャになると気が付くのです。

それでも、「土地」から得る収益で生活する農家に比べれば、まだまし。

何度でも書きますけど、ニセコの農家が掲げたプラカード「農家は土地を持って逃げれません」を思い出すのです。

「万が一の事態」があれば、庶民の生活を根底から覆す原発は、百害あって一利なしではないのかね?

…と右でも左でもない、フツーのじーさんのおぢはそう思うけど、どうよそのあたり???