雨の朝でござる。
1月の雨って、あんまり記憶がございません。
きのうも日中、この時期には珍しく、ぽかぽかの陽が射して温かかったのでした。
なので、物置小屋の屋根雪を落としたり、薪小屋の屋根雪が勝手に落ちたりした。
また、我が家の屋根に乗っかったままだった大量の雪も、真狩村の板金屋さんにお願いして落としていただいたので、これを処理したり。
と、家の周りのあちこちの雪を除雪機で片付けたのでした。
そこでこの雨ですから、いいタイミングで作業を終えてホッとしております。
雨降りのあとで、除雪機を使うといっても、ジャブジャブ重い雪ではたぶん役に立たないもねぇ、、、
そんな今朝は休肝日でお酒も呑んでおらんのに、寝坊いたしました
起床は6時20分、大慌てでEテレ朝の体操をいたしました。
風邪の可能性もあるので、葛根湯を服用。
西洋医学の医者も漢方薬を勧める時代とあって、気軽に使っております。
1000年もレシピが変わっていないという漢方薬を、大学でしっかり医学を学んだお医者が使うって、なんだかいい時代だなぁと思ったりする朝なのでござる。
さて、イスラム国にジャーナリストの後藤さんが拉致された事件でござる。
ついさきほどのテレビ朝日モーニングバードに同志社大学大学院グローバルスタディーズ研究科長・教授の内藤正典さんが出演しておりましたです。
中東の専門家で、西欧とイスラームの衝突を抑止するための研究・著作を中心に発表しておる方だという。
この内藤教授によると、ニッポン政府は今回の事件でいくつも間違いを犯しておる。
まずはおぢがきのう指摘したように、ニッポン人がイスラム国に拉致されているにもかかわらず、中東を訪れたこと。
内藤教授によると「何百チャンネルもある衛星TV放送から、NHKの国際放送を見ていた」というのは、ニッポンをウオッチしていた証左だということ。
さらには、記者会見でニッポンの旗とあろうことかイスラエルの旗をバックに記者会見を行なったこと。
これでは「これまで多くの人道支援をし、パレスチナからいい印象を持たれていたニッポンは『スタンスを変えたのか』と思われてしまう」と指摘しておったです。
さらに安倍総理は西側諸国向けだったのか、やたら「テロとの戦い」を強調したこともにも首をかしげておった。
中東にあっても、独自の信頼を得ておったニッポンが、これらいくつかの「外交的あやまち」で中東におけるイメージが変化してしまった可能性も否定できないのです。
また、以前も書いたようにトルコは大の親日国。
そして、西側諸国にあって、イスラム国に空爆をしていない国で、しかもイスラム国が恐れる強大な軍事力を持つ国だという。
「なぜトルコにもっと協力を求めなかったのか?」と内藤教授は指摘しておったです。
そう、トルコとは明治時代にトルコの軍艦エルトゥールル号の遭難者を助けた縁で親日国になり、イラン・イラク戦争ではこの恩に報いるべく、ニッポン人救出のため飛行機を出してくれた国なのです。
そして内藤教授によると2011年のトルコ大地震でニッポン人ボランティア1人が亡くなったことで、政府に批判が集まり、結果的に国葬並みの葬儀が行われたという。
そんなことは知りませんでした。
ニッポン人をリスぺクトしてくれるトルコ人をおぢも先年トルコ旅行で身に染みて知っております。
トルコに原発なんか売っておっていいんかい?
今回の後藤さん救出をお願いするのはイスラム国が最も恐れるトルコ政府ではないのかね。
まったくもってお粗末が露呈したニッポン外交でござった。
呆れるわ!!