心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

再構築

2010年09月11日 | 心理カウンセリング





日本の国民が安心して過ごすために、

そして、

社会が発展するために

国家が制定した法律があります。



私達は、日本社会で住む限りは、

日本国が制定した法律の枠の中で

行動することを求められます。



心の規則は、個人の法律のようなもので、

個人が安全、安心して過ごすために、

そして、生き生きとした毎日を送るために

個人が心に定めたものです。



個人が成長し、

置かれる立場や環境が変化していくにつれて、

過去に制定した心の規則のいくつかが現状に合わなくなります。

この時、その時々の体験や新しく学び取った情報を取り入れ、

柔軟に心の規則を変更していくことが求められます。



しかし、強い感情を伴い制定された規則は、

深く無意識に刻み込まれ変化を難しくします。

そして、現状に合わなくなっている心の規則のまま、

対応しようとするのですが、

やがて対応できなくなってくると、

ネガティブ感情が強く、頻繁になり、

心のバランスを保つことが難しくなります。



このような状態が悩みの状態で、

悩みの状態から抜け出すには、

現状に合わなくなっている心の規則を、

現状に適応したものに書き換える必要があります。



それが、核心中の核心、

親柱的な心の規則であった時、

バランスを保つことが出来なくなり、

全てが崩れることがあります。



この時、今までよりも気力が低下したり、

体調が悪くなったと感じるようなことが

起きることがあります。

しかし、このような状態も何日か経つと、

次第に心身が整って行き、

施療前よりも心身のしっかりとした

新しい土台が出来ます。



このようなことは滅多に起きることはありませんし、

施療者がそれを狙ってもなかなか出来るものでもありません。

相談者の心が、その準備が出来ている時、

思い切った変革を決断した時にだけ起きます。



これも催眠誘導と同じです。

誘導者がどんなに深く導こうとしても、

最後は被験者の心の許可が降りなくては導けません。



このような変革が起きた時は、

ある程度、相談者の様子から判断が出来ますから、

それを見逃さずに、

そのようなことが起きる可能性があることを

施療後に説明をしっかりしなくては、

相談者は自分の状態に不安や恐れを感じてしまい、

新しい土台を無意識が構築する時間を長くしてしまいます。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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