私は、心理療法で一番最初に行うことは、
催眠を誘導することでも、
相談者の苦悩をさも理解しているように振る舞うことでもなく、
どのようなネガティブ感情を解消したいと考えているのか、
そして、そのためにどのような事に取り組むのかを、
まず、相談者と取り決めることが大切だと考えています。
これは、例えば、
「人からどう思われるのか気にし過ぎてしまう。」
という相談を受けた場合、
ネガティブな感情は、
恐れと不安。
解決したいことは、
どう思われるのか気にし過ぎることが無くなる。
または、自然に振る舞えるようになること。
と言うことではありません。
もちろん、初回面接ではこのような話を
お聞きすることにはなりますが、
ここで言う取り決めることではありません。
ネガティブな感情、不安と恐れ。
そして、自然に振る舞えるようになることは、
これは、目的、目標で
心理療法が効果的に上手く進んでいるか、
心理療法をいつ終了とするのかを
確認するための目安となるものです。
取り決めるものというのは、
目的を達成するために、
書き換える必要のある心の規則が
何であるかを相談者と検討し、
そして、最初のターゲットを何にするのかということになります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計