ただの頭痛や身体の不快感が
きっかけとなり
潜在的であった心の規則が
活発化することがあります。
例えば、
あの身体の痛みや不快感には
大きな問題が潜んでいるのではと
恐れ、不安に思うことで
気に病んでいる痛みや不快感を
再現してしまうことがあります。
このような場合、多くの人は
医学的検査を受け何の問題もないことを
確認できれば
その痛みや不快感から気持ちが離れ、
それらの問題は次第に、又は直ぐに
消えてしまいます。
しかし、中には
検査をしても何の問題もないことを
医師から告げられても
その結果を受け取ることをせずに
きっと何か恐ろしい問題が
潜んでいるはずだと固く信じ
複数の医療機関での検査を繰り返し受ける方がいます。
なのですが、
あることを証明することは出来ますが、
無いことを完全に証明することは
ほぼ不可能です。
心の規則を扱わない一つの試みとしては、
問題が無いと言われるから
恐れや不安が続いているのですから
担当の医師が、問題があったと偽り、
それに良く効く薬だとして
毒にも薬にもならないようなものを処方して
一種のブラシボー効果を期待してみることも
有効な手法の一つだと思うのです。
医療法的には、どうなのでしょうか。
問題はなかったように思うのですが、
不勉強で確かな事は分かりませんが、
それがOKだとしたら
試してみるだけの価値はあるようにに思います。
そして、
この取り組みが上手くいかなかった時に
手法を転換する必要がありますが
その時に、どう説明をするかが
その医師の力の見せ所かもしれません。
私達の場合には、
相談に来られたということは、
その問題に対して心理的なアプローチを
望まれていることが前提のはずですから
まずは、そのことを確認してから、
問題解決へと進んでいくことになります。
もしかしたら、
催眠アプローチで十分な効果を
得られるかもしれませんし、
心の規則を扱うことになるかもしれません。
また、別の例としては、
痛みや不快感の治療のために服用した薬によって
それまで一例の報告もない副作用がその人に起き、
薬で身体がおかしくなったと
信じ込んでしまうこともあります。
個人の何らかの思いによって
精神的な副作用を創り出し、
それに気持ちが向け続けられる時、
その副作用の原因が薬ではないので
薬を断っても症状は改善しませんし、
身体的な健康問題は無いのですから
当り前の処置では
無いものをどうにも出来ません。
また、
心の痛みや疲れ、不安や恐れ、
悲しみや辛さが
シンプルに身体的な問題として表れることも
少なくありません。
肩凝り、頭痛、胃の不快感、身体の重さやだるさ
発熱や食欲不振、睡眠障害等は、
良く見られる例かと思います。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計