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心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

欲しいもの

2014年07月08日 | 心理カウンセリング




外国の観光地の土産物店などに行くと


観光客「これいくら?」

店主「いくらで~す。」

観光客「じゃあ、いらない。」

店主「これだけにしますよ。」

観光客「う~ん。どうしようかな。」

店主「これでどうですか。」


なんて、

売り手も買い手も

少しでも良い条件でと腹の探り合いの値段交渉が

当たり前に有りますが、



商取引では、強く欲しいと思っている方が

立場が弱くなるものです。



何としてもこの商品を売りたいとか、

売らなければならないとなると

売り手よりも買い手の方が立場が強くなり、

値引き、値引きとなっていきます。



逆に、買い手が何としてもこの商品が欲しいとなると

売り手の方が立場が強くなり

定価以上の値段でも購入することにもなります。



それと同じで

自分の苦しみや辛さを何とかしようとして

周りの人や自分の環境を変えることから

ある段階で、自分を変える方向に転換できないのです。



自分が欲しいと思うものが

自分次第で手に入れることが出来るものではなく

相手側が持っていて

しかも、それが、

その相手側からしか手に入れることが出来ない

唯一無二のものであるかのように捉え、

さらには、

それが自分に絶対に必要なものであるかのように

捉えていると方向転換が出来なくなります。



と言うよりも

自分の心が激しく、強く反応をしてしまうので

そう錯覚しているとした方が

より正確な言い方かもしれません。



つまり、自分の心の反応に合わせて

現実を見たり、理解したりしているのです。



ゆえに、ある段階で自分のスタンスの方向転換が

スムーズに出来るようになるためには

現実をしっかりと捉え、理解し、

それに心の反応を合わせることが求められます。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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