
自分を成長させるために
最も効果的な学びは、その一流の人を真似ることです。
それを達成するための心理療法の手法として
モデリングとかイメージ・リハーサルと言ったものがあるのですが、
注意点としては、技術的なものは良いとしても
人格に関係するものは、真似過ぎてはいけないと言う事です。
どんなに頑張っても自分を完全に消し去らない限り
擬態することは可能でも完全コピーは不可能です。
擬態は、人の目をくらますことが出来ますが、
それそのものになれる訳ではありません。
それが過ぎると滑稽な姿になりかねませんし、
出来ないものを求め過ぎると
苦しみを持つことになります。
よしんば、奇跡的に完全コピーが達成できたとしても
それはもう自分そのものではありませんから、
満足感や安心感を手に入れたとしても
その下では空虚感を持つ可能性が高まります。
真似ることは、自分を無くすことではなく
自分そのものを輝かせるためのものでなくてはなりません。
相談に来られる方の中には、
自分を高めるために誰かを真似るのではなく、
目の前の人と上手くやるために、
その誰かに合わせて自分のキャラ変更を自在に行う人がいます。
つまり擬態をする訳です。
目の前の人に受け入れてもらうためや
トラブルを避けるためですが、
それが過ぎると仮初の安心は手に入るとしても
不自由さからの苦しみを感じることになります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計