心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

真似し過ぎない

2014年07月29日 | 雑感・愚見




自分を成長させるために

最も効果的な学びは、その一流の人を真似ることです。



それを達成するための心理療法の手法として

モデリングとかイメージ・リハーサルと言ったものがあるのですが、

注意点としては、技術的なものは良いとしても

人格に関係するものは、真似過ぎてはいけないと言う事です。



どんなに頑張っても自分を完全に消し去らない限り

擬態することは可能でも完全コピーは不可能です。


擬態は、人の目をくらますことが出来ますが、

それそのものになれる訳ではありません。



それが過ぎると滑稽な姿になりかねませんし、

出来ないものを求め過ぎると

苦しみを持つことになります。



よしんば、奇跡的に完全コピーが達成できたとしても

それはもう自分そのものではありませんから、

満足感や安心感を手に入れたとしても

その下では空虚感を持つ可能性が高まります。



真似ることは、自分を無くすことではなく

自分そのものを輝かせるためのものでなくてはなりません。



相談に来られる方の中には、

自分を高めるために誰かを真似るのではなく、

目の前の人と上手くやるために、

その誰かに合わせて自分のキャラ変更を自在に行う人がいます。

つまり擬態をする訳です。



目の前の人に受け入れてもらうためや

トラブルを避けるためですが、

それが過ぎると仮初の安心は手に入るとしても

不自由さからの苦しみを感じることになります。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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