自分が求めているものが
誰かからしか手に入れることが出来ないものであり、
さらに、
それは、その相手しか持っていないかのように
思い込んでいたとすると
大変な困難を伴うであろう
相手の気持ちや態度を変えることに挑み続けたり、
今日は大丈夫だったけれども
明日はどうなるか分からないと
相手の気持ちや態度が変わらないかと不安に思い
心が揺れ続けることになります。
それでも、その心構えを貫こうとすると
困難と直面するだけでなく
弊害も数多く起きることになります。
例えば、その何かを手に入れるために
相手からの無理な要求にも応じたり、
必死になって相手に尽くしたりして
それを与えてくれることに期待します。
あるいは、
相手に対して強い態度に出たり、
弱い態度を見せたりして
相手の気持ちを揺さぶり
何とかそれを手に入れようとすることになります。
それでも、
その求めているものが一度だけ手に入れば
満足出来るものであるのならまだ良いのですが、
手に入れ続ける必要があると感じるものだとすると
精神的な負担がどれほどのものとなるのか
心が安定するような時が来るのかどうかを
想像することは簡単なことかもしれません。
また、
求めているものを与えてくれる相手と巡りあっていたとしても
今日までは大丈夫だったけれども
明日は分からないと
その相手を疑い不安を感じてしまいます。
そして、
少しでも気になる点があると相手への疑いが大きくなり
不安も大きくなります。
その不安が大きくなる度に
相手からポジティブな言葉や態度を求めたり、
与えることをやめることが
如何に酷い事なのかと罪悪感を刺激したりして
それが無くならないようにと働きかけます。
それを信じれるために、
それを疑うといったことを続けていると、
強固な石橋が壊れてしまわないにしても
通行止めの看板が立てられるかもしれません。
このようなことから脱却するには、
自分以外のものを信じようとする前に
自分への疑いを払拭し、
自分が持つ能力や魅力を感じられること、
つまり、自分を信じることが大切になります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計