アメリカのオクラホマ州で、36歳の男性が、
妻に暴力をふるって逮捕された際に、
捜査員に唾を吐きかけたために
1年程度の禁固刑で済んだはずが、
終身刑となったようです。
唾を吐きかけて終身刑って。。。
終身刑に格上げになった理由は、
捜査員が死に至る感染症にかかる可能性が
あったためとのことですが、
犯人がそんな感染症にかかっていたのなら、
捜査員の命の危険の前に
男性の妻の命がないのではと
思ったりするので、
かなり強引な判決理由のような気がします。
テメエか、悪い奴は!
世界一「人権!人権!」「差別は許さん!」と、
声高らかに叫ぶアメリカですが、
検挙対象者が、警察官に対して
調子に乗って挑みかかったり、
挑発や威圧、侮辱したりすると、
警察官は、その検挙対象者に対して、
すぐ発砲したり、電撃攻撃したり、
寄ってたかってタコ殴りにしたりと、
容赦しないことは知っていましたが、
裁判官も「お前もか。」です。
そんなアメリカと比べると
日本は相当に優しいですね。
警察官に少々掴みかかろうが、殴りかかろうが、
唾を吐きかけようが、悪態をつこうが、
ディープキスをしようが、
撃たれることはもちろん、殴られることもまず無く、
判決にも大きな違いはないはずですし、
大事件を起こしても
心神喪失なんて理由で
減刑してくれる裁判官が一杯いるようです。
どうなんでしょうかね。
私は、アメリカもちょっと無いなと思いますし、
日本もちょっと甘すぎる気もして、
もう少しだけでもアメリカ寄りになっても
良いように思うのです。
日本の刑務所の基本の考え方は、
罰を与える施設ではなく
受刑者に更生の機会を与える施設とのことですが、
そうであるならば、
刑務所に禁固する長さは、
犯した罪の大小だけではなく、
更生する可能性の程度も考慮しても良いのではと、
常々思っています。
大阪の富田林署からの逃走犯が
山口県で万引きをしたことで
ようやくお縄になりました。
その際に逃走犯が、
「財布を外に取りに行っただけなのに納得していない!」
と言い放った言葉を聞いての印象は、
駄目だこりゃ!コイツに更生の可能性なんてあるのかです。
私が、どう感じているからといって、
どう考えているからといって、
法のシステムが変わるはずもないので、
最後に犯人が連行されていく際、
両手で顔を覆っていたことに対して、
恥を知っている。
悪いことをしたことを理解している。
と解釈して、
10年後?20年後?の出所の際には、
垣間見えた善なる心の部分が
少しでも膨らむことに期待するばかりです。