2001年 アメリカ・ウィスコンシン州で
4人の女性との間に9人の子供を作りながら
養育費不払いを決め込んだ男が起訴されました。
法廷が男に下した判決は、
「今後5年間の子作りを禁ず!」
?????
私が目にした記事によると子作り禁止命令に加えて
養育費の支払い命令があったのかどうかについて
記載されていなかったのですが
養育費の支払い命令もなければ片手落ちですよね。
モラルも責任感も皆無の男に対して
裁判所から何らかの罰則や命令があっても
おかしくないとは思いますが子作り禁止って
アメリカの裁判所ってそんなことまで命令出来る?
ところでこの裁判所の命令が
子供を作ってはいけないの意味なのか、
避妊をしていれば性行為はOKなのか、
性行為自体を禁止した命令なのかで
全く意味が違ってくるのですが
今回の判決がどの意味を持つ判決だったのか
ちょっと確認が取れていないんですよね。
日本の法律では、裁判官がこのような命令は
できないと思うのですがどうなんでしょうね。
ユニークな判決命令を出す裁判官として
フジテレビの番組『トリビアの泉』でも紹介された
オハイオ州の元裁判官のマイケル・チコネッティ。
●35匹の子猫を森に放置した女に、水以外は何も摂取せず
森の中で一晩過ごすように命じた。
●交通違反を咎めた警察官を豚呼ばわりをした男に
禁固3日か、350ポンドの豚を連れて
『これは警察官ではありません。』と書かれた看板を持ち
2時間街頭に立てば減刑。
●教会で窃盗をした女に
『この教会でコインを盗んだ』と書かせて
教会に礼拝に来た一人一人に謝罪するよう命じた。
●タクシー料金を踏み倒した女に、
タクシーで移動した距離約50キロを
48時間で歩くように命じた。
少し軽いかなと思うようなものも有るようにも思いますが
アメリカの場合は、犯罪者と言えども
人権がどうのとうるさいのでギリギリの所なのかも。
これらユニークな命令は、
一般的な量刑を与えて罰するだけよりも
自分がしでかしたことがどんなことなのかを
自覚させることが出来れば、
より効果的な再犯防止になるようにも思えます。
遊んだ後に片づけをしないことを
怒鳴ったり、叱りつけたりするよりも
片づけゲームを考案して
ゲーム感覚で子供に楽しく片付けをさせるとか、
悪さをした子供を叱る時に
ただ怒鳴り付けたり、叩いたりするよりも
マイケル・チコネッティのように
子供に選択肢を与えて
愛情が感じられるユニークな何かを求めるのも
面白い方法かもしれません。