アメリカ連邦航空局(FAA)の報告によると、
現地時間の2022年5月10日12時頃、
パイロットの容態が突然悪化したことで
操縦経験が全く無い乗客が
パイロットに代わり管制官とやり取りをしながら
セスナを操縦して無事に着陸しました。
パイロットが突然意識を失うドッキリを仕掛けられて
乗客がパニック状態になる動画を見たことが有るのですが
実際に起きたということですよね。
操縦どころか無線を作動させる仕方も
分からなかったと思うのですが
最後の最後まで諦めなかった乗客には最大限のGJ!
ところ変わって
2022年6月にエールフランス航空の
スイス・ジュネーブ発パリ行きの便の
機長と副操縦士が離陸直後に口論を始め、
直ぐにお互いの首を掴んでもみ合いとなり
機長と副操縦士が相手を殴るまで加熱。
騒ぎに客室乗務員がコクピット内に駆け付けて
仲裁にはいり諍いは落ち着いたものの
客室乗務員が一人残って
機長と副操縦士を監視する態勢を維持し
航空機は無事に着陸したそうです。
これ離陸後に巡航高度に達して
自動運行装置に切り替わる前に
諍いが始まり掴み合ったとするなら
知らぬが仏とは言いますが、
これ乗客が知らない所でかなり危険な行為が
行われていたことになるような………
操縦士と副操縦士の二人が操縦席に座り
指定された滑走路に航空機を移動させて
エンジン出力を上げて滑走路を滑走し、離陸。
離陸するまで安全に離陸するために
やることも多いだろうし離陸のため以外に
気持ちが向く時間の余裕があるとは………
いったい何があった?
離陸で機長が飛行マニュアルを無視した操作をしたとか、
副操縦士の妻とか恋人を機長が寝取ったとか、
ベタなところで機長か副操縦士が
臭すぎる屁をこいたことをなじられたとか、
何があったにせよ
乗客の安全を何より優先すべきパイロットのはずですが
個人の感情を優先したことには間違いなく
機長と副操縦士の二人は、職務停止処分を受けたようです。
航空機が事故を起こす割合が一番多いのが
離陸時と着陸時と言われているなかで
こんなことがあっても離陸に失敗して墜落しなかったことは
現代の航空機は、かなり安全に出来ていることが
証明された出来事になったのが救いかな。
さてですが航空機を利用すると
時折、乗務員からアナウンスがあったりして
「気流が不安定なので機体が少し揺れますが
安全には問題ありませんのでご安心ください。」
「お客様の中にお医者様はいませんか。」
エールフランスの二人がKO状態になっていたら
ぐんぐんと高度をあげる機内の中に流れるアナウンスは、
「お客様の中にパイロットの方はいませんか。」
こんなアナウンスは絶対に聞きたくないよね。