心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

ネズミ退治

2023年04月23日 | 雑感・愚見

 

2012年 アメリカの害獣駆除大手から

2年連続で全米1のネズミ都市と位置付けられた

アメリカ・シカゴ市は、

繁殖し続けるネズミの蔓延を防ぐために

猫を市内に放つプロジェクトが功を奏し、

これまで1000匹以上の猫が

ネズミ退治の役割を担ってきたとのこと。

 

 

かつてのシカゴ市では、

保護されても里親が見つからない猫は、

殺処分されていたようですが、

2007年の条例改正で

保護団体などが捕獲した野良猫を避妊・去勢して、

元の場所に戻すことができるようになりました。

 

動物愛護団体のツリーハウスは、

650カ所で3600匹の保護猫を管理していて

それらの保護猫の中には条例改正後も

元の場所に戻せない猫もいるのだそうです。

 

そこでそうした猫達にネズミ退治を担ってもらおうと、

5年前に「キャッツ・アット・ワーク」の

プロジェクトが始動しました。

 

依頼があった住民宅へ

単純に保護猫を連れて来るだけでなく、

犬小屋を改造した「猫アパート」をつくり、

トイレや爪とぎ、玩具、雨除けなども用意し、

4週間ほどかけて新しい環境に慣らしていきます。

 

依頼した住民は、管理人として1日2回餌を与え、

必要があれば獣医師の治療を受けさせることが

取り決められています。

 

猫はネズミを捕るだけでなく、

あちこちに体をこすりつけてマーキングすることから、

その臭いだけでネズミはいなくなるようです。

 

中には野鳥の生息環境が脅かされる等の苦情もあるものの、

保護猫を導入したいという申し込みが多く

今では30日待ちの状態で

全米からも問い合わせが相次いでいるようです。

 

 

2004年 メキシコのチワワ州では

ネズミの大量発生した村に猫を送り込み

ネズミを退治する作戦を実行したのですが

 

投入した猫がネズミを捕えないばかりか、

人間が逆に襲われる事例が続出したという話を

以前にご紹介させて頂きましたが、

 

今の所はシカゴ市の試みは、

成果が上がっているようですね。

 

同じことを試みて

メキシコのチワワ州は、大失敗で

シカゴ市は、大成功の不思議。

 

何かちょっとした違いが有るのだと思うのですが

そのちょっとした違いが同じことを試みて

大きく違う結果を産みだすことがあるようなので

無理と結論づけるのをもう一回だけでも止めて

突破口を探してみるのも大事かも知れませんね。

 

 

 

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