2007年 オランダのある女性は、
近所の人達が共同で買った宝くじで
高額当選を当てたことに立腹して
「精神的苦痛を受けた!」として
宝くじ運営会社を訴えましたが
当然のことながら却下されました。
まあ裁判所が却下するのは当然ですが、
よくもまあ訴えたものだなと。
この女性の突拍子もない行動は、
普通に考えると理解不能どころか
感情のままに行動する猛獣のようで
怖ささえ感じてしまいます。
あまりにも理解不能な行動であるけれども
私なりに勝手に可能性を考えることに。
持って行きようがない自分の羨む気持ちを
どうにかして落ち着かせるための手段として
閃いたのが訴えるだったのかなと。
自分は激しく腹を立てている。
でも誰も悪くはないことを理解している。
でも自分の中の怒りを受け止めることも
処理することも出来ず………。
お皿、コップ、新聞紙等々、に
当たり散らして発散しても良いものですが、
この女性は、お皿でもなくコップでもなく
運営会社を訴えることを閃いたのかなと。
それでも変なのは変なんですが、
私の感情処理のために
申し訳ないけど運営会社さん犠牲になってね。
だとしたら
私の不快にしたのは運営会社だと
本気で訴える行動よりは
遥かにまともに思えるので
上の女性に対して見方が変わります。
自分の気持ちを自分でも
あまりにも理不尽だと知っているからこそ
誰にも話せないし、
話した所で誰にも聞いてもらえない。
でもそのままでは自分が壊れてしまうかも。
理不尽な気持ちを訴状の紙に移して届け出ること、
それ自体に意味あったのかなと。
そう思いたいし、そう思うことにします。
以前、別れた彼氏のことを忘れられず
仕事に身が入らず、何をしても楽しくなく
色が失われた毎日を過ごしていると
相談に来て頂いた女性がいました。
催眠への没入度が凄く良かったこともあって
初手は催眠アプローチで
彼氏への想いを身体から取り出し、
施療室に丁度あった缶の中に入れて
蓋を閉めて私に預けてもらったら
想定以上に効果があった施療のことを思い出します。