結婚している人は、
独身の気楽さと自由さを羨み。
独身の人は、
家庭の温かみやちょっとした(?)自由の制限を
羨んでいたりするようで、
昔読んだ物語に、
意気揚々とパンを手にした犬が橋の上まで来た所、
川の水面に映っている犬が美味しそうなパンを加えているのを見て、
そのパンを欲しがって「ワン!」と吠えたら、
自分が咥えていたパンを川の中に落ちてしまった。
なんて言う話もありました。
とかく人は、
自分が持っている素晴らしいものを見ようとせず、
人が持っているものを素晴らしく見ようとする
生き物なのかもしれません。
人は欲張っても同時に手にする事が出来ないものも
あるということを認めてしまわなければ、
心を埋めきれない感じを
いつまでも味わうことになります。
自由を手にすると、
強さと自分に対する責任を
それまでよりも持たなければならないし、
誰からかの愛情を手にするには、
誰かへ求めている愛情を
諦めなければならないかもしれません。
勉強を頑張って東大に入った人も、
盗んだバイクで走りだしの経験もないし、
夜の校舎ガラス壊して回った経験もないし、
夜に家を抜けだし友人達と
空を見上げながら将来について語り合った
経験も無いかもしれない。
一つ手に入れると一つ何かを失う覚悟が
必要なのかもしれません。
一つのものを得るためには、
一つのものへの未練を断ち切る強さが
必要なのかもしれません。
ただ、悩みの中の苦しみや辛さと、
さよならすることは、
さよならすることで何かを失うのではなく、
それまでの自分に卒業して
新しい自分の新学期の始まりであり、
苦しみや辛さからの卒業なのです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
いいですね♪
ピカピカの一年生。楽しそうです。