心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

金メダル級の着地

2023年11月09日 | 雑感・愚見

 

2021年の春 

アメリカのシカゴで起きたビル火災で

黒い煙が出ている5階の室内から姿を現した猫が

飛び降りましたが無事に着地して

何事も無かったかのように歩き去りました。

 

 

私は、上と同じようなことを目撃しているんですよね。

当時、住んでいた三階の外廊下で、

侵入していた野良猫と出くわしたのですが、

私の姿を見て驚いた猫が手すりを乗り越えてジャンプ。

 

これは無事には済まないと心配して

手すりから身を乗り出して

下を見たら何事も無かったかのように

普通の足取りでどこかへ去っていきました。

 

3階からでも驚きなのに5階でも大丈夫とは、

猫の身体は、一体どうなってるんだろうか。

 

 

さてですが、蟻を高度10,000mから落としても

死なないどころか怪我をすることもないのだとか。

 

飛び降りた場合、一階より三階、三階より五階と

高い所から飛び降りた方が

物体は重力によって加速してその速度が速くなり

地面と激突した際の衝撃が大きくなります。

 

なので高ければ高いほど落下速度は速くなるのかと言うと

そうはならなくて空気抵抗と重力による速さと釣り合うと

それ以上に速度は速くならないようで

この速度のことを終端速度と言うのだそうです。

 

体重の個人差によって若干違ってきますが、

高さ約460mで終端速度となり、時速は約200Km

地面との衝撃力だけを考えると高さ460mを越えれば、

5,000mであろうが10,000mであろうが

同じなのだそうです。

 

財布を持って出るのを忘れて

飲食店で千円のものを食べた後で気が付くのも

8千円分のものを食べた後で気が付くのも

ピンチの程度は、どちらも同じと言う感じかな。

 

蟻の場合で考えると、その軽さゆえに

高さ50㎝程で終端速度に達してしまうらしく

地面に激突する際の衝撃は、

5千mでも1万mでも50㎝と同じなんだそうです。

 

さすがに猫の場合は、蟻と同じように

終端速度に耐えうるだけの

身体構造を備えているとは思えないのですが、

 

ユキヒョウなんかは、

断崖絶壁の危険な場所で躊躇なく獲物に飛び掛かり、

獲物と一緒に崖を何十メートルも落下して

ダメージを負い動けなくなった獲物を仕留めるので

ネコ科の動物は、そのしなやかな身体構造によ

他の動物よりも落下の衝撃を吸収できるのでしょう。

 

人間の場合、この終端速度を調整しているのがパラシュートで

人間はもちろん、かなり重量が有る軍用車両を

飛行中の輸送機から空中投下して

無事に地面に着地させている映像は圧巻です。

 

ただ空気抵抗を大きくすればするほど落下速度が遅くなるので、

スカイダイビング等で天使が舞い降りるかの如く

落下速度をゆっくりにしようとして

パラシュートを巨大にして空気を含ませ過ぎると

今度は、風にあおられて危険性が増大するのだそうです。

 

なんでもやり過ぎは良くないと言うことか。

 

 

ちなみに1940年以降、航空事故で

パラシュートがないまま高度1万mから落下して

生還した人は、42人いるそうです。

 

奇跡と言うのか、運がいいと言うのか、

日頃の行いが群を抜いて素晴らしかったのか。

柔道の受け身の達人だったのか、

地面に激突する寸前にタイミング良くジャンプしたのか、

墜落は気のせいだと思い込ませたのか、

 

私は日頃の行いが良かったと信じて

来たる時に生還できるようにと

日々、善行を積んでいます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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