朝一番に駄々下がったテンションも
主要目的地に近づくに連れて徐々に復活。
京阪電鉄 宇治駅
以前に訪れた神戸長田の喫茶『ぱるふぁん』に似た
京阪電鉄宇治駅の改札。
宇治川
宇治川の美しい景観を観賞できる宇治橋には、
毎年この時期の宇治川に大量発生する
トビケラが飛翔乱舞していました。
ほんと凄い量で桜吹雪状態なので
虫嫌いとか虫恐怖の人は、
この時期を避ける方が良いかと思われます。
人畜無害のトビケラの飛翔数は、
プランクトンを食べて川の水を綺麗にしてくれ
宇治川に住む川魚などの餌にもなるので
河川の汚濁や安定度合を知る指標になるようです。
つまりは宇治川にとっては
大事な生き物と言うことですね。
紫式部像
源氏物語の舞台となっている宇治の地に
2003年に建立された紫式部像。
今回の京都名所巡りの主要目的地の一つは、
世界遺産の宇治の平等院の『藤棚』です。
平等院 参道
世界遺産の平等院と言えども
まだ朝早い参道には人通りは殆どなく
参道沿いのお店も開店していません。
世界遺産 宇治の平等院
平等院は、いつ振りだろうか。
平等院 藤棚
平等院の表門前の藤棚。
こちらの藤棚も綺麗ではあるのですが
目的の藤棚は、境内の中にあります。
平等院 表門
扇之芝
平家打倒を掲げた源頼政は、宇治川の戦いで負傷し
平等院のこの場所で自刃したとされています。
平等院 鳳凰堂(阿弥陀堂)【国宝】
今日の午前中の平等院境内には、
御覧の通り人の姿が殆ど見られません。
観音堂【重要文化財】と『藤棚』
この藤棚がお目当てではあるのですが、
藤棚を観賞する前に
鳳凰堂内部拝観の受付をすることに。
またアオサギがいました。
綺麗な鳥ですが結構大きな獲物を
ゴクッと一飲みにする獰猛な鳥です。
待ち時間なしで初めての鳳凰堂内部拝観へ。
平等院鳳凰堂内部の拝観に加えて
鳳凰堂内側からの平等院庭園が愉しみです。
平等院鳳凰堂内に鎮座する阿弥陀如来坐像の他、
数々の国宝から歴史の重みを感じますし、
大切に護り引き継いできた人々の想いを感じます。
楽しみにしていた鳳凰堂からの庭園の景観。
平等院の鳳凰堂が建つ中島と
中島を取り囲む阿字池を中心にした浄土式庭園は、
国の史跡及び名勝に指定されています。
鳳凰堂側から観る庭園は、
これまで観てきた平等院庭園とは違った
期待以上の姿を見せてくれました。
鳳凰堂内部拝観を終えて藤棚の観賞に向かいます。
今回、この藤棚が見頃との情報がなかったら
平等院の少し北側にある寺院から拝観を始めて
さらに北方向にまだ拝観をしていない寺院を
いくつか訪ねる予定でした。
樹齢280年とも言われる平等院の藤の花は、
長いものは1m以上の花房となることから
古くから砂ずりの藤と讃えられています。
確か奈良の春日大社にも
砂ずりの藤と呼ばれる藤の花がありましたよね。
そよ風に藤の薄紫の花房が揺らめきます。
藤の花と平等院鳳凰堂
藤棚だけを取ると日本全国には、
もっと規模が大きい藤棚があるかと思いますが
藤の花と世界遺産の建物が合わさると
他では目に出来ない格別の景観となります。
ゆっくりと、ゆったりと藤の花を観賞し、
鳳凰堂と庭園散策に向かいます。
今回の平等院拝観は、鳳凰堂拝観以上に藤の花と
平等院庭園の観賞を目的にして訪れていて
瀧尾神社とは違ってプラン通りに進み大満足。