1992年 アメリカのニューヨーク州で
幽霊が出ることを知らずに家を買ったとして
購入者の証券業者が前の持ち主の女性を訴えました。
州高裁の判決は買い手の言い分を認めて
「幽霊が出る物件は告知すべき」と断じました。
これって事故物件の考え方を適用したんでしょうね。
だって裁判所が幽霊の存在を
正面から認めたとは思えませんからね。
幽霊が存在すると言うことは、
人の死は無ではなくなるので
私は幽霊と言うか
あの世は存在して欲しいと思っているんですよね。
何故なら幽霊が存在すると言うことは、
人の死は、無になることを意味しなくなるし、
天国って所を見れたり
暮らせたりするかもしれませんからね。
ただ催眠の世界に携わっていると幽霊は、
人の心が作り出したものだと思わざる得ません。
と言うのも十分に催眠状態にある人は、
誘導によって実際に有る物を
見えないようにすることも出来ますし、
そこに無いものを見えるようにすることが出来ます。
つまりは、幽霊だって見せることが出来ます。
そして、御存じのように催眠状態は、
特殊な能力の持ち主と
催眠と言う特殊な手法が出会った時にだけ
引き起こされる精神状態ではありません。
私達は、自分でも気が付かない内に
日常生活の中で自然に催眠状態に入ったり出たりしています。
それはとても短い時間のこともあるし
ある程度の時間、その状態を維持することもあります。
なので何かの諸条件が揃い自分が意識することなく
催眠状態に入り幽霊を見たとしても
何ら不思議なことではないのです。
ちょっと飲み屋で長居をしての帰り道、
辺りは静まり返り、生暖かい風が吹いて
川縁に並ぶ柳の枝はゆらゆらと揺れ、
なんか気持ち悪いなあ。
嫌な感じだなあと思って歩いていると、
「うわあ出たあ!」
次の日の朝、同じ所を通ったら
柳の枝に白いタオルがかかっていただけなんて、
日本の色々な所で誰かが経験していることからも
人間は、実際に無いものを見ることが出来るのが分かります。
アメリカの幽霊物件も
庭なのか室内なのか分かりませんが、
偶然にも錯視効果を生み出す
何かが有るんじゃないかと思うのです。
そして、証券業者だけが幽霊を見たのではなくて
前の持ち主の女性もそれが原因で売却したのでしょうし、
噂が広がっていたからこそ
裁判所の判決となったと思われます。
一度広がり始めた幽霊屋敷の噂を
打ち消すことは難しいだろうし、
それによって不動産価値が下落するだろうから
幽霊云々のことは置いておいても
売買契約の無効なのか、
購入額の減額なのか分かりませんが、
裁判所の判断は、十分に理解ができる判断かなと。
錯視効果を生み出す何かの存在と
幽霊が出るとの噂の広がりと
裁判所の判決が暗示効果となるので
いっそのこと幽霊が出る家として宿泊施設にすれば
結構、人気の宿泊施設となるかもね。