2004年 香港の地下鉄で迷子になった7歳の男の子が
次々と走ってくる電車を避けながら線路を歩き通して
約1㎞離れた隣の駅で探し求めたお母さんと再会できたそうです。
この話は色々と合点がいかない部分が多々あるのですが、
まあ良かった。良かった。で良いかな。
子供がある程度成長し歩行力が高まって来ると
機動力が向上して迷子や事故の危険性が高まります。
幼い子供を伴っての外出の際には、
我が子にペットの犬のようにリードを付ければ
迷子や事故の危険性を大きく減らすことが出来るのでしょうが、
虐待とまで見られないまでも違和感があるので
今の時代では世間的にまだ受け入れられない気がします。
子供が迷子になりやすい年齢は2歳から5歳の頃が多く、
迷子になりやすい場所としては、
1位ーショッピング・センターでダントツの70%。
2位ー遊園地が26%。
3位ースーパーが21%。
公園等その他が9%なのだそうです。
子供はある意味、煩悩の塊であり旺盛な好奇心を持っているので
「何々をするように!」「何々をしてはいけません!」
なんて事前にしっかり言い聞かせていたとしても
目の前に次々と現れる新しいことに強く気持ちが奪われてしまいます。
そして、迷子になりやすい場所は、親自身も興味惹かれる物が有るので
ついつい子供から注意が離れてしまいがちです。
「いや~子供のことを忘れて服を20分見ていたら。」
なんてことはまずありませんよね。
ちょっと目を離したスキに子供がいなくなってが普通で、
その僅かな時間で子供は行方をくらまします。
迷子になりやすい子供としては、
好奇心旺盛な子供、人見知りすることのない性格、
物怖じしない性格が観られる子供は要注意となります。
私の友人が子供の頃に子供用自転車に乗って
家から何キロも離れた場所まで何度も出かけて
親から大目玉を何度も食っていたようですし、
私の妹の子供は、怖さ知らずと言うか肝が据わっていると言うか、
迷子になることを左程恐れていなかったようで
迷子になる度に館内放送で親を呼び出していたようです。
迷子の常習犯の子供の親としては
子供との毎回の外出の際には十分に注意を払っていても
僅かな隙をついて行方をくらましていたようなので
ほんと小さい子供を持つ親は大変です。
無事に成長した今なら笑い話となりますが、
現在では成功率の悪い誘拐犯はあまり聞かなくなりましたが、
代わりに猟奇的な人さらいとか、
子供を性的な対象とする犯人が出てきているので
注意が必要です。
子供と一緒に外出するのは楽しい反面、
子供は大人とは違った突拍子もない行動をするので
常に自分の視界内に子供を置くことが大切ですね。
それと将棋の羽生善治氏が子供の頃に将棋大会を総なめにしていた頃、
「恐怖の赤ヘル」とも呼ばれる所以になった広島カープの帽子は、
親が迷子防止用にと目立つ赤い帽子を被らせていたのは有名な話で、
なかなかの良い方法ではないでしょうか。
最近ではGPSを忍ばせておくのも良い方法かと思います。