近年のアメリカでは、
自分の結婚式や披露宴を
素晴らしいものにしようとし過ぎるあまりに
自分本位過ぎる行動を取る花嫁のことを
『プライドジラ』と呼ぶのだそうです。
『プライドジラ』は、
元々はアメリカのテレビ番組の名前で
Bride(花嫁)と Godzilla(ゴジラ)の単語を
組み合わせて作られた造語が今や欧米に浸透して
一般的な言葉となっているそうです。
プライドジラの中には、
自分が主役で一番輝くために
招待した友人や知人に当日の化粧を禁じたり、
その日に着るドレスの写真を事前に送らせて
それ以上のドレスを準備したり
友人や知人が着用するドレスを変更させたりと
自分勝手で我が儘な要求をする
花嫁もいるのだそうです。
人生の門出なのですから予算内で
花嫁の自分が一番と思えるドレスを
選ぶのは分かりますが、
ゲストが着るドレスやアクセサリーや化粧まで
指定するのはやり過ぎですよね。
確かに結婚式は、特に花嫁が主役になれる
一つの場ではありますが、
ゲストと優劣を競ったり、羨ましがらせたり、
自分の引き立て役にする場ではありませんからね。
招待客の皆さんに結婚の報告をする場であり、
祝福をしてもらう場でもあり、
一緒に幸せ気分を味わってもらう場であり、
日頃の感謝を込めて
おもてなしする場だと思うのです。
プライドジラの花嫁は、
ゴジラが東京に上陸して街をぶっ壊したように
それらを完全にぶっ飛ばすようです。
生涯の伴侶として選んだ大好きな女性が
肩をいからせ背びれを光らし、
口から青白い放射線を放ちながら暴れる姿を見たら
花嫁への百年の恋だって冷めやしないのだろうか。