2019年 イギリスで新婚の夫婦が挙式後、
ヨーロッパに新婚旅行に向かったのですが
後日、新婦が詐欺罪で逮捕となりました。
結婚式と新婚旅行等の費用が
新婦が『自分は末期癌である。』と偽って
集めた義援金と判明したため。
2015年の6月に
「末期の卵巣癌と診断された。」と
二人の友人についた嘘から全ては始まりました。
リバプール在住の29歳の女は、
「自分は末期の癌で、女の父親も末期の癌であり
結婚式を挙げて父親に花嫁姿を見せたい。」
との話を聞いた友人らは、
クラウドファンディングを活用して
女の結婚式費用のための寄付を募りました。
この活動が2019年の3月に
新聞や複数のメディアに取り上げられた結果、
約120万円の寄付が集まったそうです。
2019年の7月に150人を招待し結婚式を挙げ、
新婚旅行でトルコに出発しました。
女の父親は、実際に癌を患っていて
結婚式の前に亡くなりましたが
結婚式にビデオメッセージとして登場して
招待客150人の涙を誘ったそうです。
次の年になると女は、自身のSNSで余命2ヶ月で
松葉杖がないと歩けない状態と投稿したのですが
その2か月後にドイツ、イタリア等の
旅行に出かけたあたりから
女の話がおかしいと感じた友人達が
「あなたは本当に末期癌の状態なのか?」と尋ねると
全部嘘だと素直に認めたことで警察に通報。
女は逮捕され懲役5か月の判決が下されました。
この判決が重いのか軽いのか分かりませんが、
量刑が軽いとするならば、
逮捕された女が主導して動いた訳ではなく、
友人を騙して動かすことを計画した訳でもなく
金額も途轍もない金額でもなく
義援金の名目通りに使われていたりするので
その分、減刑されているんでしょうかね。
これ懲役5か月の温情判決の刑期を終えたとしても
夫を含めた騙された多くの人達が
女を許す気持ちになれるにしても
かなりの時間が流れる必要があるでしょうね。
注目を浴びたかったのか、
同情されたかったのか、最初についた友人達への嘘。
心優しき友人達が始めたクラウドファンディングを
始める前に相談を受けたのか、事後報告だったにしろ
嘘だったことを打ち明ける機会を流した後は、
流れに乗って積極的に演技(詐欺行為)を
行っていることを考えると
演技性人格障害とかミュンヒハウゼン症候群の
可能性がちらほらと感じられたりするのですが
しっかりとした友人達がいるようなので
まとまったお金を得ることが出来ることに
目が眩んだということなのかなあ。