1928年 東京の愛宕署で深夜に白衣を着て
夫の愛人宅の屋根に登り、お化けの真似をして
脅かしていた女が逮捕されました。
警察は女の情状を考えて説論のうえ釈放しました。
男女関係の縺れで血なまぐさい事件が起きたりしますが
やはり感情にまかせて事件を起こすなんて愚の骨頂ですし、
やっぱり弁護士を立てて忠告するか、法的手段を取るか、
せめてこの女性のようなことならまだ救いがあるように思います。
でもこれって夜中の窓際に姿を現すだけでは
怖くなった愛人は、愛人の夫に相談をするはずなので
余計に二人の接触を増やすことになりそうなので
どのような筋立てで夫から愛人を
引き離そうと思ったのか知りたい所です。
あの男には近づくなあ~
近づく女は祟ってやる~。
のような言葉を発したんでしょうかね。
でもこれやられた女性は、怖かったでしょうね。
私なんてもう次の日から
いくつも十字架を用意して、数珠も用意して
盛塩も何キロもして、ニンニクも用意して、
お守りやお札を窓にぶら提げたり貼り付けたりして
部屋の灯りを絶やさず、
潜り込む布団を何枚も用意するでしょうね。
しかし、妻が逮捕されていることからも
愛人の女性は、祈祷師や霊媒師じゃなくて
警察に通報しているようなので
この女性は、案外と冷静で
インチキだと気が付いていたのかも知れません。
私が二輪の中型免許取り立ての頃にが
四国にツーリングに出かけた際に
給油で立ち寄ったガソリンスタンドで
オーラが見えると言う女性の店員から
あなたは○○色のオーラだと話しかけられ
「で、で、それは何を意味しているの?」と聞いても
怪訝な表情を浮かべただけ。
それから数日間は、気になって気になって
仕方がなかったことがあったんですよね。
色々と勉強をして知識を得たり経験を積んだ今は、
オーラの色より人物に興味が湧くのですが
あの頃は、本当に若かったなあと思います。
感情が強く動くと思考が働きにくくなって
冷静な判断が出来なくなるので
詐欺の話法と霊をセットにした霊感商法なんてものに
純粋で素直な人ほど心が動かされやすくなるので
日頃からより注意を払っておく必要があるかも知れませんね。