1999年 フランスのニース軽罪裁判所は、
村の司祭を、平手打ちにした男に実刑判決を下しました。
この男は、裁判で司祭を平手打ちした理由について
「近くの教会の鐘が鳴ると条件反射で人を
平手打ちにしたい衝動に駆られる。」と供述しました。
この男の供述に嘘偽りがないのだとしたら
絶対に笑っちゃいけないやつですが、
私は、まだまだ人間として修業が足らないようで
笑っちゃいました。
元吉本興業の漫才師だった
プラスマイナスの岩橋さんの癖として有名なのが
これってやってはいけないと思えば思う程、
やってしまいたい衝動に駆られるというもので、
逮捕された男の癖は、同じような感じなのでしょうか。
何はともあれ司祭を平手打ちしたこの男は、
潜在的な心の問題を有していることは間違いありませんが、
それを探求して改善に取り組んで欲しい所です。
また男の癖が明らかになったので
突然、突発的にならされる自動車のクラクションじゃないし、
犬の鳴き声や鶏や鳥の声でもないので
司祭及び周りの人達は、ある程度対処は出来そうですね。
教会の鐘が鳴る時刻になると、
教会の鐘が鳴る前にその男の近くにいる人達は、
その男から距離を取ることで平手打ち被害から
ある程度は身を護ることが出来る………
まあ出来たとしてもクソ迷惑な話ではあります。
でもあれか葬儀の時や結婚式などがあると
イレギュラー的な時刻に鳴ることもあるので
刑期が長いはずがないので男が出所してきたら
男と接触したり近くになる可能性がある人達にとっては
身近にある災難を完璧に防ぐことは難しそうです。
犯人のこのような癖と言うか症状は、
トゥレット症候群(チック症)と強迫性障害が
合わさった症状と思われるのですが、どうなんでしょうか。
トゥレット症候群(チック症)とは、
本人の意志に関係なく突発的に瞬きや肩をすくめる、
顔をしかめる、奇声をあげる等の動作を一定時間繰り返します。
強迫性障害とは、湧き上がった不安や苦痛を緩和するために
ある行動を行わずにはいられなくなり、
それらの行動を気持ちでは、
本気でやめたい、やりたくないと思っていたとしても
しっかりと意味の無いことだと理解、認識が出来たとしても
本人の意に反して同じ行動を繰り返してしまいます。
例えば、手洗いを繰り返す。鍵をかけたかどうかの確認。
電気類のスイッチを切ったかどうかの確認等がそうです。
どちらもはっきりとした原因が分かっておらず
決定的な治療法が確立されていないことから
症状を完全に改善することは簡単ではありませんし、
腰を下ろして取り組んだとしても症状の改善が
約束されないので難しい所です。
施療で取り扱うポイントとしては、
やめたい。やりたくない。と言う気持ちの部分や
意味の無いことだと理解する理性の部分も
心の変化のための取っ手に出来るとは思うのですが
やりたくないと強く思ったり、
意味の無い行動だと理解していても
それらを吹き飛ばしてしまう強力な想いの方に注目して
施療を進めるようにしてきました。
施療の成果が感じられるまでとなると
ある程度の施療回数がかかるのが普通なので
私のような民間の施設では、
ある程度費用も要することになりますし、
それでいて改善を見込める可能性が高いとも言い切れません。
東京での施療で改善が見られたこともあるのですが
個人の状態や改善のポテンシャルが分からないまま
軽々しく改善が出来るので施療にお越し下さいなんて
無責任なことは私には言えません。
言えるのは、真剣に一緒に取り組むです。
それはそうと元プラスマイナスの岩橋さん。
勢いのまま吉本興業と袂を分かつことになりましたが
もし岩橋さんに復帰したいという気持ちがあるのなら
吉本興業も懐の広い所を見せて欲しいなあと
思ったりしてるんですよね。
今回の岩橋さんの暴走とも思える全方位的な不満や怒りも
元々、やっちゃいけないと思ったことを
やってしまう心の癖が発動したのかなと思うんですよね。
それまでは自身への理不尽な事への不満や怒りに対して
言ってはいけないと思ったことを言わないように出来ていて、
それを可能にしていた心の中で機能していたリミッターが
外れてしまう何かがあったことで
岩橋さんが元々持っていた心の癖に歯止めがかからず
言ってはいけないと思えば思うほど、言っちゃった感じかなと。
岩橋さんの暴走を止めていたリミッターが外れた原因は、
本人の離婚の影響もあるとは思うのですが、
芸能界隈が大きく波打った松本さんの告発記事の後なので
何か影響を受けたのではと思ったりするんですよね。
松本さんの件は、松本さんを良く思わない誰かなのか
複数の人達が松本さんを貶め引きずり下ろすために
ハニートラップを仕掛けたんじゃないとするなら
現時点の性行為の強制性がどうなのかと問われる
刑事犯罪として扱われていない状態では
あれってA子とかB子とかその他の女性もうそうですが
寄ってたかってまっちゃんの悪口を言っていると言うのか、
雑誌社に煽られてのちゃぶ台返しだと思っていて
誰かが誰かを嫌いなら嫌いと感じるのは自由だし、
気に食わないなら悪口を言うのも許されるとは思いますが
利害関係のない人や思い入れが無い人が冷静に見て
現時点の段階で松本さんが血を大量に流すだけの責めを受けても
致し方ないと思えるだけのことをしたのかどうかです。
今回の件で一番気に食わないのが
悪口を言いたい人を集め煽るように話を聞き取り、
それを紙面で悪意ある表現で書き連ねることで
悪口を凶器にした雑誌社。
これって弱者の味方宜しく正義感ぶっているけど
注目を集める紙面作りのために生贄を探しだして
記事で酷い言葉を巧みに加えて完全悪との印象操作をし
それに感化された人達を巻き込み攻撃力を最大化していく。
これって学校や職場での虐めのリーダー格がするそれと違うのは、
正義の仮面で擬態しているだけじゃないのって思えてしまうのは
おかしな感覚なんだろうか。
さらに言わせてもらうと一番納得出来ないこと………
長くなりそうなのでここで止めておくことにして
岩橋さんは、松本さんへの仕打ちに怒っていると言うより
言ったもん勝ち、書いたもん勝ちを助長している人達、
仕事仲間だったはずの人達が
いとも簡単に感化され流される様を見たことで、
もう遠慮する必要などないなと
心のリミッターがズボッと外れてしまい
やっちゃいけないと思うほど、やっちゃう。
言ってはいけないと思うほど、言っちゃうが
発動してしまったように今の時点では、そう感じています。