心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

建仁寺塔頭 霊源院

2019年06月20日 | 名所めぐり(京都)

建仁寺塔頭 両足院の拝観を終えて、

次に向かったのは、

甘茶の庭『甘露庭』の特別公開が行われている

建仁寺の塔頭寺院、霊源院です。

 

 

 

建仁寺 茶碑

 

建仁寺の境内にある栄西禅師の茶碑。

建仁寺の開山栄西(ようさい)禅師が、

宋から持ち帰った茶の種を栽培し、

その栄西から茶の種を譲り受けた高山寺の明恵は、

宇治で茶の栽培を行いました。

 

それが『宇治茶』の始まりなり、

日本の茶祖としても尊崇されています。

 

 

 

 

建仁寺勅使門の近く、

建仁寺専門道場と書かれている石柱の奥に続く参道を進みます。

 

 

 

建仁寺塔頭 霊源院

 

桶狭間の戦いで有名な今川義元公のお墓は、

愛知県の豊川市にあったと思うので、

ここ霊源院と何の関係がと思ったのですが、

今川義元公とか一休さんも当院でも修行していたとのことです。

 

 

 

甘茶の花

 

門を入って直ぐの所に咲いていた甘茶の花。

 

 

 

玄関(拝観入り口)

 

玄関の『関』の文字が書かれた玄関の衝立がお出迎え。

 

 

 

臨済宗の僧侶 中巌円月の木像(霊源院ホームページより)

 

実に生々しくて見事な彫刻で、製作者は判明していないようですが、

1996年に、この木像から体内仏が発見され、

それが有名な仏師、運慶(うんけい)の

息子の湛慶(たんけい)の作であることが判明しているそうなので、

この木像も根拠が何か見つかればといった所でしょうか。

 

 

 

毘沙門天立像(霊源院ホームページより)

 

体内仏の毘沙門天立像の左手の水晶の中にはめ込まれている

仏舎利を拝見することが出来ます。

 

小さな水晶玉には、色々なものが写り込んでいて、

仏舎利がどのようなものかも知らない私が目を凝らしても

どれが仏舎利なのか分かるはずもなく、

困惑している私を感じ取ったのか、

 

霊源院の関係者の方が、

もう本当に丁寧に手取り足取りで、仏舎利発見を助けて頂き、

仏舎利と称されるものを肉眼で拝見することが出来ました。

これ、私の中ではかなり面白い体験なんですよね。

 

 

 

甘茶

 

仏舎利の初拝見の興奮がさめやらぬままに

本堂内にある茶室『也足軒』で甘茶を頂きました。

 

私は、今まで甘茶を飲んだことが全く無かったので、

これが甘茶の初体験となります。

 

私は何故か甘茶は、とろみが強くて

砂糖のような甘味料を入れて

甘くしたお茶と勝手に思っていたのですが、

実際の甘茶は、まるで違っていました。

 

さらっとしていて自然な甘みが和菓子と凄く合います。

私の持っていたイメージと全く違っていたので、

甘茶を出してくれた人に、「これが本当の甘茶なんですね。」と

何度か確認してしまいました。

 

 

 

甘露庭

 

 

 

 

 

 

 

甘茶の庭『甘露庭』には、

アジサイに似た甘茶の青い色の花がかなり咲いていました。

甘茶は、ユキノシタ科の低木アジサイの変種だそうで、

栽培が難しく100本植えても花が咲くのは僅かだそうです。

 

 

 

『甘露庭』の菩提樹と無憂樹(むゆうじゅ)

 

お釈迦様は、無憂樹の下で生まれ菩提樹の下で悟り

沙羅双樹の下で涅槃に旅立たれたと言わていて、

夢想樹と菩提樹と沙羅双樹が仏教三聖木と言われています。

 

正面奥が菩提樹。

写真では分かりづらいですが、

正面手前の甘茶の花の中に苗木の無憂樹があります。

 

 

 

『甘露庭』の沙羅双樹

 

右の細長い木が沙羅双樹の木。

 

仏教三聖木が揃っている庭って記憶にないんですよね。

ただ見落としてきただけなのかも知れませんが。

そして、お釈迦様が生まれた時に

降ったと言われる甘露まで揃っています。

 

『甘露庭』は、お釈迦様の一生をモチーフにして

作庭されているとのことで、

今年は、霊源院で修行を積んだ今川義元の

生誕500年にあたることから

甘茶を約500株まで増やされています。

 

霊源院では、初体験の甘茶、初体験の甘茶の花、

初体験の仏舎利と

多くの初体験をさせてもらいました。

 

 

 

花見小路 喫茶 『NOEN』

 

『NOEN』に立ち寄るのは、今回で三度目になるんですよね。

今の時点で『イノダコーヒ』『六角堂』『両足院』『霊源院』と巡り、

私的には満足感を得ているのですが、

早い時間から活動したお陰で拝観する時間は十分に余しています。

 

なので友人と協議の結果、とりあえずもう一ヶ所となり、

現在特別公開を行っている寺院に向かうことにしました。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。