今回の名所巡りは、
京都市右京区にある妙心寺の東海庵のご紹介です。
昨年に妙心寺を訪問した際には、
非公開であった東海庵が
近年では2度目の公開となりました。
ここ開かずの東海庵の書院西庭の枯山水庭園は、
国の史跡、名勝に指定されています。
まずは、いつものように阪急電車で嵐山に到着。
いつもは、さらっと渡月橋の写真を撮るだけでしたが、
ここ嵐山も実は、国の指定名勝に指定されているので
嵐山にスポットを当てて撮影。
嵐山と渡月橋
写真奥に写る嵐山だけを嵐山と称するのではなく
一般的に渡月橋周辺全域を嵐山と称しています。
嵐山と桂川
渡月橋と嵐山
嵐山は、あまりにも有名な地域?場所?ですよね。
渡月橋の北側には多くの土産物店等が立ち並び、
世界遺産の天竜寺や竹林の他にも
数多くの名所があって一日ではとても周り切れません。
渡月橋を渡り、嵐電で再びの妙心寺へ向かいます。
この嵐電に乗ることも私の一つの楽しみで、
鉄道ファンの気持ちが理解できる鉄道です。
東海庵 鐘楼
東海庵 庫裡
方丈南庭 白露地の庭(はくろじのにわ)
南庭は、一面に敷き詰められ白砂に
直線の砂紋が引かれているだけのシンプルな庭です。
ここで解説をしてくれていた方が、
このような庭は他には見られないと話していましたが、
「無の庭」と称されていた東福寺龍吟庵の南庭も
そうだったように思うんですよねえ。
書院 南庭
中央の小石から波動のような砂紋が引かれ、
7個の石と白砂で宇宙を表現しているそうです。
書院 西庭 座観式枯山水庭園(指定名勝)
一文字形手水鉢
枯山水庭園は、水の無い庭園で
水の代わりに白砂の紋様で
水の流れや存在を表現しているものが多いような気がしますが、
この書院西庭の枯山水庭園は、白砂は使われておらず、
木や苔が使用されています。
せっかくなので東海庵だけで終わらず、
以前にも撮影した妙心寺の大方丈の庭園を再度撮影。
妙心寺 大方丈庭園
妙心寺の勅使門と三門の間にある放生池や中心伽藍周辺の松の植栽の「前庭」。
そして、ここ大方丈庭園と
まだ拝観することが出来ていない小方丈庭園の三か所が
妙心寺庭園として国の指定名勝を受けています。
ここで妙心寺を後にして、
少し離れてはいますが
国指定名勝の「巴の庭が」ある本法寺へと向かいます。