2004年 インド北東部の村で
「理想の女性」を待ち続けた男性が
90歳になって30年間住み続けた家の
大家の63歳の女性と結婚しました。
新婦は、「彼の愛情に心打たれた。」と
お互いが幸せを満喫しているようです。
どうせならもう少し早くと思ったりしますが、
終わり良ければ総て良しと言うので
長年の恋心が実った男性にとっては
人生の締めくくりが
最高の形で終われそうですね。
ちょいとふざけた所がある私なんかは、
結婚して数週間で男性が
「理想の女性ではなかった。」と言って
離婚を申し出たなんてことになったりする
ドンデン返し的な展開が
頭の中に浮かぶのがいけない所です。
私が個人的に勝手に思う所では
若者同士の恋愛は、性欲を刺激する相手に
恋心が発動しやすい状態なので
恋と愛との間を行ったり来たり、
二人の結び付きが終始恋心であった場合には、
互いの情熱が冷め始めると
二人の関係も冷めていくことに。
その恋愛が恋心で始まり、
次第に愛情へと成熟していけば
恋心が落ち着いても二人は強く結びついたまま。
精神性の相性が悪くとも
恋心で結び付くこともあるのですが、
精神性の相性が悪すぎると後の別れだけですまず
二人の間で酷いスパークが起きて
とんでもない事件になったりすることもあります。
90歳の男性は、
30年間も恋心を秘めた交流を続けて
樽の中のお酒が長年かけて熟成するように
恋心が愛情へと熟成したんでしょうか。
相手に求めることで喜びを得られるのが恋で
相手に与えることで喜びを得られるのが
愛と言う人もいますが、
互いが長く幸せを感じられるには、
精神性の相性の良さが一番なのかも知れません。