２００５年 三重県在住の６３歳の男は、
妻に先立たれた寂しさを紛らわすなのか
２ヵ月の間、２０１７回も１１０番に通報しました。
そして、通報の度にオペレーターの女性に
「俺の妻になれ！」と迫り続けたことで
当然の結果として起訴されることに。
これほど執拗に迷惑電話を繰り返し掛け続けたら
普通の住民宅でも電話主を調べられて
御用となりそうなものですが、
電話先が警察となると警察がその気になれば
電話主なんて一発で判明するはずなんですよね。
それを警察も２０１７回になるまで良く許したもので
プロ野球ならヒット２０００本で名球会入りですからね。
日本の警察は優しいと言うのか甘いと言うのか。
ところで私達は外部の情報を五感で処理しますが
ある心理学では五感の内、
視覚、触感覚、聴覚を重要視しています。
その個人がどの感覚が優位に働いているのかで
人間を３タイプに分けてコミュニケーションの際に
視覚が優位な人なら視覚的表現の言葉を
触感覚が優位な人には触感覚的表現の言葉を
聴覚が優位な人には、聴覚的表現の言葉を
多く使用すると
発信する内容が相手により伝わりやすく、
説得力も増すとのことです。
女性は、１日に話す言葉の数が２万語といわれていて
男性の７千語と比べて３倍の数を使用しているそうです。
この差は、言語を司る神経細胞が
男性より女性の方が多いからだそうで
これは大昔に男達は狩りに出て、
女は集落で情報を交換したり
良い関係を保つために言語が発達したとも言われています。
そのため女性は、声に敏感であるため
男性の声に反応しやすく
特に低い声に魅力を感じると言われています。
とは言え、
男性も女性の声に魅力を感じない訳ではありません。
相手の声質や話し方や言葉の抑揚等から
相手の内面を大いに窺い知ることが出来ますし、
１／ｆのゆらぎの音の響きを感知すると
精神が安定し、癒し効果が得られると言われる位ですから
１／ｆ的な響きを感じる声の持ち主の女性に
惹かれても不思議ではありません。
迷惑電話で逮捕された男も妻と死別した寂しさを
紛らわすための苦肉の策としてかけた１１０番通報。
たまたま応対したオペレーターの女性の声に
幸か不幸か魅了されたのかも知れませんね。
ただ２０１７回と言う回数と、
「俺の嫁になれ！」と迫り続けたという行動では
言うまでもなく電話を掛ける度に女性の気持ちに
警戒心と嫌悪感を育てるだけですし、
この件に関しては
その男からは寂しさより悲しさしか感じられません。
男の寂しさには理解出来るので
どうか１／ｆの揺らぎを感じられる女性と
巡り合えることを本心から願います。
