1994年 アメリカのペンシルバニア州で
強盗に入った29歳の男が
家人と激闘の末に射殺されたのですが、
強盗の遺族が、射殺した相手を告訴しました。
法廷は、遺族に5万ドルの賠償金の
支払いを命じました。
これ射殺する前に強盗犯を制圧していて
射殺するまでもなかった、
つまり明らかな過剰防衛だったのなら
まだ理解できるのですが、
アメリカでは、殴った側が拳を痛めたとして
被害者を訴えた的な裁判が開かれたなんて
たまに見聞きするので
上の裁判は、強盗犯と家人との銃撃戦の末なのか、
強盗犯の暴力に屈せずに
家人が自衛のために所持していた拳銃で
強盗犯を撃ったと自然に考えると
で、その家人に5万ドルの賠償金だとしたら
アメリカさん。それで良いんですかあ~。
家人が強盗被害にあったことを忘れていやしませんかあ。
こんな裁判が
日本で行われたという記憶がありません。
強盗被害者である家人を
告訴した強盗犯の遺族もどうかと思うし、
かなりの賠償金を認めた裁判官もどうかと、
アメリカと日本の正義の感覚がかなりズレ………
いや私の感覚だけがズレている?
1ドル160円計算だと800万円。
そんな大金は、家の中には置いてないだろうから
強盗が例え成功していたとしても
強奪できなかったであろう大金。
抵抗しなければ
家人が殺される可能性だってあっただろうし、
抵抗せずに盗まれるだけ盗まれろってこと?
で後は警察が逮捕するからってこと?
でも盗まれた資産は、取り戻せない………
大金の賠償命令が下されるのだから
確かに盗まれたお金が取り戻せなくても
損害が少なるっちゃなるけどなあ。
どうにも納得がいかん。
被害者となる善良なる市民に対して
何か間違ったメッセージを送ってそうな気がするんですよね。
アメリカがクシャミをすれば
日本が風邪をひく。何て言われていましたが、
虐めの加害者を手厚く擁護する感じが
上のような価値観が浸透しそうになりつつあるのか、
そんな社会、わしゃ、いやじゃあ。