1980年1月から3ヶ月にわたって
東京の銀座のビルからビルへと飛び移り
ビルに忍び込んでは盗みを働いていた泥棒が逮捕されました。
逮捕された犯人は、30歳の女性で
盗んだ約500万円の内400万円は、
銀行に預けられていたとのことです。
この事件が起きた1980年の1年後、
週刊少年ジャンプの数ある大ヒット作品の一つとなる
『キャッツ・アイ』の連載が始まっています。
人気漫画のキャッツ・アイの連載開始のタイミングは、
この事件から発想を得たとも思えるタイミングですが
作者の話では、友人との対話から発想を得たとのことです。
しかし、女性がビルからビルへと飛び移り
ビルに忍び込んでは盗みを働くって本当のこと?元体操選手?
本当ならこの女は一体何者なのか?
どういう切っ掛けで窃盗を働くことに舵を切ったのか、
しかもビルからビルへと飛び移りって
とても興味が引かれたので少し調べてみたのですが
別の媒体では、発見することが出来なかったのですが
話としては面白いので取り上げさせてもらいました。
秋田県では、夫と子供と暮らしていた主婦が
連続窃盗事件の犯人として逮捕されています。
共稼ぎをしていたが生活は苦しく、
仕事を退職したことを夫には言い出せずに
ふと目に付いたのが一軒の空き家。
家の中に入り物色をすると金の硬貨が見つかり、
販売すると1万円になったそうです。
それ以降、同じ手口で窃盗を繰り返し、
やがて鍵のかかっている空き家にも侵入するようにと
エスカレートする犯行。
盗みを働いてから半年後の2020年1月。
侵入した家で約2400万円の現金を盗んだのが
最後の犯行となりました。
犯罪に舵を切るようになる最初の切っ掛けは、
これ位ならと思えるような小さなことかも知れませんが
次第にエスカレートして立派な窃盗犯となって逮捕。
大きな夢や目標を見据える時に、
その頂上があまりにも高い時に効果的だとされているのが
スモールステップの法則ですが闇の方向へ、
悪い方向へもスモールステップ効果が働くということです。
薬物依存なんかは典型的で
これ位なら大丈夫。これ位ならいつでも止められる。
で、気が付いた時には引き返せなくなっている。
スモールステップは、絶対的な方法ではなく
途中過程で跳ね返されて
まるで何も成し遂げずに終わることもありますが、
何一つしていない訳ではないので
その時の経験は必ずや自分の財産となり蓄えられ
別の何かの時に力となってくれるものです。