オーストリアの作曲家ハイドンはケチだったので
餌代のかかる犬や猫は飼ったことがなく
詳しくも興味もさほどなかったようですが、
ある娘に依頼されて、彼女の恋人が飼う
プードル犬を賛美した曲を作曲したそうです。
そして、
「吾輩は猫である」を書いた文豪・夏目漱石は
猫より犬が好きだったようで、拾った猫には名を付けなかったが
飼い犬にはヘクト―と言うギリシャ神話から採った
立派な名前を付けていたとのことです。
この話を聞いた時の私は、
「えええええええ。」
私の仕事も私自身が経験したことがない
心の問題や悩みを解決する仕事をさせてもらっていますが、
私のような仕事の幹は、因果の法則と言いましょうか、
数式を分解したり、ある結果を導くために
Xに何が入るとYが導き出せるかのような部分がかなりあるので
自分自身が経験をしたことがないことにも対応が出来る訳です。
しかし、無から有を生み出すような
芸術、作品のようなものの場合、
その人の感性や創造力が大切になると思っているので
ある程度の体験や経験が無ければ良い作品を生み出せないと
勝手に思っていたのですが、
世の中に名を馳せた人って、やっぱ凄いな。