心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

ヘンリー8世

2023年08月25日 | 雑感・愚見

 

かつて欧州のカトリック教国の国王は、

結婚をするにしても、離婚をするにしても

ローマ教皇の許可なくては出来ませんでした。

 

特に厳しかったのが離婚で

不貞、不妊以外の理由では認められませんでした。

 

16世紀の初頭、イギリスのヘンリー8世は

美女アン・ブーリンと結婚したいために

20年余り連れ添った妻との離婚を望みましたが

ローマ教皇は、頑として離婚を認めなかったために

ヘンリー8世は、許可が無いまま離婚。

 

それに怒ったローマ教皇は、イギリスを破門にしました。

 

 

ヘンリー8世については、

とんでもなく浅~く知っていたのですが

今回を機会に少しだけ調べてみました。

 

ヘンリー8世は、内乱の後の不安定な時期の

イングランド(チューダー朝)を治めるには

女性君主では無理だと考えて男子の世継ぎを渇望し

生涯で6度の結婚をしました。

 

私としては、

男子の世継ぎを求めてだけじゃないと思うのですが

この6度の結婚に関係して色々なことが起きています。

 

一人目の妻との間に男子が産まれなかったことで

ローマ教皇に破門されてまで離婚をして

二人目の妻・美女アン・ブーリンと結婚をします。

 

アン・ブーリンは、

エリザベス王女(後のエリザベス1世)を授かりましたが

政治に深く介入したことで政敵が多くなり、

男子の世継ぎに恵まれなかったことも影響してか、

アン王妃は、5人の男との姦通罪、近親相姦罪、

魔術を用いた罪で逮捕され処刑されました。

(冤罪の可能性が大とも言われています。)

 

三人目の妻・シーモアとの間に

エドワード(男子)が誕生しましたが

シーモアは、出産に伴って体調を崩し死亡しました。

ヘンリー8世は、6度の結婚をしますが

男子の世継ぎは、このエドワード一人だけでした。

 

4人目の妻・クレーヴスとは、

床入りが一度もないまま結婚半年後に平和裏に離婚。

 

5人目の妻・キャサリンは、

また姦通罪と反逆罪で裁判にかけられ処刑。

 

6人目の妻・キャサリンとの結婚4年後に

ヘンリー8世が健康を害して死亡したので

キャサリンは、最後の妻となります。

 

 

ローマ教皇から破門、6度の結婚、

スコットランドやフランスとの戦争、

国内で政敵の粛正など

 

波乱万丈の生涯を過ごしたヘンリー8世は、

自分の幸せを求める以上に

チューダー朝を護り繁栄させるために

必死に頑張っていたようにも感じたりもします。

 

強権的な暴君なのか、悲しみの孤独の王であったのか

意見は、分かれるようにも思います。

 

ヘンリー8世の生涯から何かを学べそうですが

正しい事を学び、正しい事だけをするてえのも

人生は面白くならないような気もします。

 

わざわざ自滅行為のようなことをするのは

どうかと思いますが程ほどの危機や嫌な事、

思い通りにならないことは

人生のスパイスになってくれそうです。

 

なので困難や災いに見舞われた時には、

いや~何だか面白くなってきたぞ!

なんて思えるようでありたいなと思ったりしています。

 

 

 

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